こんにちは。りょうです。
英語通訳の仕事をしていて、何度か同時通訳の方に出会ったことがあります。


そこでの経験や同時通訳の方の仕事っぷり、私の受けた仕事の内容などをご紹介します。

同時通訳の仕事
通訳とヒトコトで言ってもいくつか種類がありまして、今回は同時通訳のお話です。
同時通訳は、話している人の言葉を聞きながら同時に通訳していくもの。大規模な会議なんかでよく用いられます。
そして一般的な通訳業務と一番違うのは、通訳者が通訳ブースで通訳をするところ。
その内容はヘッドホンを通してオーディエンスに伝わります。
瞬時に相手の言いたいことを聞き取り通訳して伝えるというとてつもなく高い技術力と、ヒトコトも聞き逃せないという鬼の集中力が必要です。
同時通訳に出会った@奈良
まず英語同時通訳に出会ったのは奈良での国際会議での仕事です。水田に関する会議ということで、なんとも言えない内容でした。
二日間仕事だったので、泊りで奈良へ!
私の仕事は参加者の案内とか分科会での裏方とか、特にたいしたことはしていません。
一緒に仕事した子と仲良くなっておしゃべりしてたくらいです。
ちなみに、一緒に仕事した人何名かいましたが、全員TOEICは900以上でした。通訳をする際の一つの参考になれば。
・同時通訳さん登場
同時通訳は、専用のブースが用意されているのでそこに入って仕事をします。二人一組です。パソコンや資料を持ち込んだり、メモを取ったりするスペースがあります。
会議開始前に「同時通訳ブースやん!カッコいい!入りたい!」みたいなことを、仲良くなったAちゃんと話していたらなんと!1人の同時通訳さんが来て、せっかくだし入ってみたらー?と言って下さいました。
興味津々だった私たちは早速中に入れてもらって、図々しくも座らせていただきました。
何てことない普通のブースなんですけどね。
「おーーこんな景色なのか。参加者が一望できるんや・・。」
と、結構おもしろかったです。優しい同時通訳さん、ありがとうございました。
そしてもう一人別の同時通訳さんが、以前私がとある通訳の講座に参加した時、講師をされていた方でした。
向こうは私の事なんて覚えていませんでしたけどね。講師も仕事もこなして、すごいかっこいいなぁ、とひとり感動。
・舞台裏にて
さて仕事合間の待合室でも同時通訳さんと一緒の部屋でした。
この日は3人でローテーションされていたようで、打ち合わせもその3人。
- 事前に確認しておく事項は何か
- もらってる資料をそれぞれが読んで、解釈の相違はないか
- 今からでも調べておいた方がいいことは何かないか
など、真剣にお話していて「プロすげー」と見ていた私。
本当にカッコいい!と思う反面、「私には無理」という気持ちもまたありました。

同時通訳に出会った@和歌山
続いて英語同時通訳に出会ったのは和歌山での仕事です。
「世界津波の日」 2018 高校生サミットin 和歌山
~「稲むらの火」発祥の地、和歌山で濱口梧陵の精神を共に学ぶ~
というサミットが開かれました。
こっちのほうがだいぶ規模が大きく、世界48カ国から約400名の高校生が集まりました。
地震津波などの災害から命を守るため、自分たちに何ができるかを議論する会です。
私の仕事は、相変わらずたいしたことなく各分科会で進行役をしていました。高校の英語教員の方もいらっしゃっていたので、手伝っていただいたり。
・同時通訳さん登場
ここでの同時通訳さんとは直接お話はしていませんが、私は同時通訳ブースの横でずっと仕事ぶりを見ていました。(全体的に人数が多く、とてもわちゃわちゃしていたので目立たず自然に見ていました。たぶん!)
気付いたこと
- よく水を飲む(ノドはクリアにね!)
- 音を立てないように細心の注意を払う(音がマイクに拾われたら大変!)
- ローテーションを組んでいるが1人の訳している時間は10分程度
- 間投詞がとにかくない
3.に関して。実際同時通訳の方が言ってましたが、集中とストレス半端ないので1回に長時間はできないそうです。
4.の間投詞!「えー」とか「あの」とか、知らずに使ってしまうやつですね。これがないのはさすがだなと思いました。他で出会ったプロ通訳の方で、間投詞だらけだった人の通訳はほんとに聞きにくかった!
英語同時通訳に出会ったまとめ
いつかはやってみたいなと憧れていた英語同時通訳。
仕事を見せていただく機会があって本当に嬉しかったです。
しかしその知識量といい集中力といい、私にはハードル高いわ!と思ったのも事実です。
あんな大勢に向けて通訳だなんて。絶対私何かやらかすな。
そう思いました。
これまで通り、通訳ガイドやちょっとした会議の通訳で頑張っていこうと改めて思ったのでした。
ありがとうございました。
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