こんにちは。りょうです。
子ども英会話教室で楽しく英語を学んできたちびっこも、学年が上がるにつれて英検を意識し始めます。(主に親がですが)
そこで、私の英会話教室で小学生に英検の指導をおこなうときに意識していることなどを紹介しますね。
4技能の中でも「とくにここは重点的に対策してほしい!」っていうポイントです。
実績として、2020年第3回英検では、受験者全員合格(といっても受験者3名)!
小6→準2級・小5→5級(ふたり)という結果でした。

小学生の英検対策5・4級
小学生で英検となると、5級が一番のボリュームゾーンですね。受験会場では幼稚園児くらいの子もみかけます。
英検5・4級の対策で最低限押さえておいて欲しいポイントはこちら。
- 単語
- リスニング
です。
英単語
とにかくまず英単語を覚えましょう。当然ですけど単語すらわからないと、リーディングの問題が読めないだけでなくリスニングの選択肢も読めないので合格できません。
単語帳は「でる順パス単」1冊持っていれば十分です。というか英検は、パス単さえやっておけば単語面では大丈夫なようにできてます。
手順はこんな感じ。
- 単語を見てそれぞれの意味と発音を覚える(半ページ5分程度)
- ちゃんと覚えたかチェック(3秒程度単語を見て覚えてなかったらすぐ答え見る)
- すべて言えるまでくりかえす
- ↑を毎日やる(翌日と1週間目くらいで復習いれる)
全くこの通りにはいかなくても、参考にしてみてください。
ポイントは「毎日やること」です。
4級になるとちょっとした長文問題も出てきますが、こちらも単語さえわかれば大丈夫です。


リスニング
リスニングは子どもによって対策が必要かわかれます。
子ども英会話教室で長年レッスンを受けてきた子は、だいたいリスニングが強い。そういった子たちは対策しなくても満点近く取れるんです。
英語があまり読めない未就学児が英検5級に受かったりするのも、リスニングが強いからですね。
ただ、リスニングの経験があまりない子たちは、本番の練習もかねて過去問を何度も聞かせてあげましょう。
最速でリスニング力をあげるには
- 英語と日本語のスクリプトを見て意味を理解
- 英語のスクリプトを見ながら英文を聞いて単語の音を理解
- 英語のスクリプトを見ながら英文の音に続いて言ってみる
- 英語のスクリプトを見ずに英文の音に続いて言ってみる
この順番で毎日繰り返せば、かなりリスニング力がつくはずです。
とはいえ小学生にこれをやってもらうのがかなり大変なんですけどね。親の協力は大切です。


小学生の英検対策3級以上
小学生で英検3級以上に挑戦する子はかなり英語をやってきている子なので、宿題もちゃんと毎日こなせる子が多い印象です。その辺が英検取得につながっているんでしょうね。
英検3級以上の対策はこちら。
- 単語
- 英作文
です。
また3級からは二次試験として面接があります。こちらは1次試験が終わってからでも十分に対策ができるので、まず1次試験突破を目指しましょう。
英単語
まず参考資料。英検の各級における必要単語数をみてみましょう。
幅がありすぎますけど、だいたい3級受験には4級の倍の単語数が必要です。
5・4級とコツコツ覚えてきた単語数の倍。多いですね。
3級あたりから単語の勉強がおろそかになる子もたまにいますが、やっぱり単語は基本です。覚えないと3級の長文読めません。
なので英検3級でもまずは英単語から始めましょう。
5・4級と同じくパス単でOK!
英作文
3級と言えば英作文が入ってきます。ここが4級との大きな違いです。
この英作文は、対策さえすればかなりの高得点がねらえます。他の技能(読む・聞く・話す)があやしい子でも、ここは対策次第で満点が取れます。
この英作文が入ってくるおかげで、4級よりも3級のほうが取得しやすいんじゃないかとさえ思うことすらアリ。
逆に言うと対策せずに自己流で書いてしまうと、失敗する可能性も大。
なので必ず3級受験には英作文対策をしっかりやっておきましょう。
最も大切なのは、型にはめて英作することです。自分で書こうとしないこと。

小学生の英検対策まとめ
小学生の英検対策でした。
私の英会話教室ではこれまでも5・4級→単語、3級以上はプラスで英作を意識して対策をしてきました。
特に単語は、さっさと覚えておくことで中学に入ってからもかなり楽になります。
単語に苦労している中学一年生を見ているので、ほんとに強くそう思います。

英検受験をめざしてがんばっている小学生と保護者の皆さんは、ぜひ優先順位の高いものから対策をすすめて効率よく合格をつかんでくださいね。
ありがとうございました。
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