こんにちは。りょうです。
英検1級をめざしてるあなた。
できるだけ独学でがんばりたいと思っているあなた。
英検1級は独学でも取得可能です。
今回は
- 英検1級取得したい
- 英検1級を独学で勉強したい
- 英検1級の勉強法
このあたりで悩んでいるあなたのために、英検1級の勉強法を紹介します。
独学で取得して、ドヤ顔でまわりに自慢しましょう。
【2024年度からは英検の出題方式が一部変わるので注意してください】

目次
英検1級の概要チェック
英検1級ってこんな試験です。
- 試験時間 135分
- 必要単語数 約15000語
- 合格率 10%前後
- 合格ライン CSEスコア2630
- 社会人の受験者が70%(学生より社会人の割合が高いのは1級だけ)
こちらよくある英語試験の対照表です。
さまざまなデータから見ても、英検1級ってかなり取得がむずかしそうな印象があるのではないでしょうか。
ストックとフローをわける
英検1級の概要がわかったところで、勉強するべき内容を仕分けしましょう。
- ストック
- フロー
この2つにわけます。
ストックとはコツコツとつみあげながら、自分の中の英語の基礎体力をつけていくイメージです。
文法知識や英文読解、毎日のリスニングなどがこれにあたります。
フローとは英検1級に向けて必要な英語の力を、短期間で一気に押し上げる勉強法。
英検ならではの英作文や、単語などですね。
ストック学習は毎日つみあげる→英文読解とリスニング
ストック学習でつみあげてほしい力は
- 文法
- 英文読解
- リスニング
です。
毎日少しずつこなしましょう。
とはいえどんな参考書を使って何をすればいいのかわからないあなたのために、おすすめをいくつか紹介しておきますね。
文法
まずは英文法です。
コツコツ積み上げていきましょう。
とはいえ大学入試に出てくるような細かい文法は必要ありません。
英検1級とはいっても、基本は中学校の文法だけでオッケー。
TOEICと違って文法を直接聞かれる問題はないので、とにかく基本をしっかりマスターして使いこなせるようにしておきましょう。
文法は中学レベルで大丈夫と聞いて楽勝だと思ったあなた。
文法を理解するだけではなく、長文の中で出てきたときに、瞬時に意味がわからないといけません。
とにかく早いうちから文法を積み上げて、その知識を定着させるためにもどんどん長文を読んでいきましょう。
(とはいえ英検1級を受けようという人で中学英文法もあやしいという人は少ないかとは思いますが)
長文1日1題
続いて長文です。
長文はある程度の単語と文法が積みあがってから手を付けるようにしましょう。
基礎ができていないと長文を読んでも、力がつくどころか時間の無駄になりかねません。
長文はいろんな難易度・タイプがあります。
エッセイや時事問題、さまざまな話題が出題されます。
そこで英検1級の長文に特化した問題集がやっぱりおすすめ。
これだけでは物足りないかもしれませんが、まずは問題の傾向をつかんでおきましょう。
リスニング
リスニングに限らずですが、ストック学習を継続するコツは
「やる気に頼らず習慣」
です。
あなたのやる気を待ってくれるほど英検1級は甘くありません。
それよりなにより、日々の習慣に組み込んでしまいましょう。
リスニングのおすすめは、日常的にネイティブ英語を聞くこと。
わたしは毎日コチラを見ています。
短いのでサクッと聞けます。
ただ聞くだけではなく、ディクテーションやシャドーイングを組み合わせましょう。

YouTubeなどでいくらでもネイティブ英語が聞けます。
いい時代ですね。
フロー学習は短期間でガチる(3か月~)→単語と英作文
英検1級に合格するためにはこのフロー学習が重要になってきます。
ストックは英語の基礎体力をつけていくイメージに対してフローは短期間で一気に力をつけます。
ポイントは「一定期間ガチる」。
「片手間に」とか「時間があれば」とか、そういった姿勢でのぞむと受かりません。
またはすごく時間がかかります。
一生にこの時期だけはやり切る、くらいの気持ちで、集中して取り組みましょう。
単語
単語は有名なパス単でOKです。
アレコレ手を出すより、この1冊を何度もくり返しましょう。
わたしは覚えやすいように切り離して、持ち歩いていました。
ボロボロになるまで覚え倒しましょう。
おすすめの覚え方は
- すべての単語をチェックして知らない単語のみピックアップ
- その単語にアクセント記号をつける
- 単語を見てすぐに日本語をチェックする
- 3を毎日くりかえす(1日単語帳1冊分すべて)
作業自体は簡単ですが量が膨大なのがわかってもらえると思います。
1日に単語帳1冊ですから。
1日10単語ノルマとか言ってたら英検1級受かりません。
ちなみにこのとき覚えた単語は、現在英字新聞を読んでてもよく出会うし、通訳のときにも役立っています。
あのときやっておいて本当によかった。
きっとあなたもそう思います。
英作文1日1題
【2024年度からは英検の出題方式(とくに英作文)が一部変わるので注意してください】
英検1級の英作文は、書き方をマスターして何度も書けばわりとすぐに上達します。
そして得点につながりやすいというお得なパート。
この英作文で合否がわかれるともいえるほど、大事なパートです。
簡単に書き方のポイントを紹介しますね。
- 指示に従う
- 英作文(ライティング)の型を使う
- 自分の意見じゃなくてもいい
- 簡単な英語だけを使う
- 「難しい単語を使ってあっと言わせたる」みたいな欲をださない
基本的にこのポイントに沿って書けば大丈夫です。
まず当然ですが指示に従う。
以下が英検1級の英作文に与えられる指示です。頭に入れておきましょう。
●Write an essay on the given TOPIC.
● Give THREE reasons to support your answer.
● Structure: Introduction, main body, and conclusion
● Suggested length: 200-240 words
● Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.
Any writing outside the space will not be graded.
この中に
・Give THREE reasons to support your answer.
(自分の意見の根拠となる理由を3つ書け)
・Structure: Introduction, main body, and conclusion
(構成は導入・本文・結論にすること)
とありますね。なので以下のような型を使いましょう。
- 導入(自分の意見)
- 自分の意見に対する理由①
- 自分の意見に対する理由②
- 自分の意見に対する理由③
- 結論(自分の意見再主張)
の5段落構成にしてください。
そして書き出す前に、自分の意見とその理由3つをあらかじめ考えておいてメモしておくといいでしょう。
ではさらに各構成のポイントです。
1.導入(自分の意見)
第一段落は自分の意見を書きます。
ここでのポイントは
- 自分の意見ではなく書きやすい意見
- TOPICをパクる
TOPICをパクるとは、たとえば
”Can individual privacy be protected in the modern world?”
というTOPICであった場合、1文目は
"I think individual privacy can be protected in the modern world."
にするということ。
TOPICの英文には文法・単語に間違いがないし、書きやすいです。
ちなみに英検の模範解答を見てみると「TOPICをパクる」ワザ?は使われておりません。
というより模範解答は満点解答なので、合格点ねらいでいくならあまり参考にはしないようにしましょう。
プレッシャーと絶望がすごいので。(こんなに書けなきゃいけないのかっていう)
2.自分の意見に対する理由①②③
さて第一段落で自分の意見を書いたら、続いて自分の意見に対する理由です。
ここはよく使われている
- First,~
- Second,~
- Third,~
各段落、この書き出しでOK。
First of all や Secondly、Finally などいろんな書き方がありますが、コレ↑が一番すっきりしていてよいのではないでしょうか。
そしてこの「理由」を書く部分が1級英作文で1番頭を使います。
- 自分の意見じゃなくてもいい
- 簡単な英語だけを使う
- 「難しい単語を使ってあっと言わせたる」みたいな欲をださない
このへんのルールに注意しながら、文章を組み立ててください。
3.結論(自分の意見再主張)
最後に結論です。
ここでは
- 第一段落での自分の意見をパクる
です。
第一段落ではTOPICをパクっていたので、それをまたパクる。
最初と最後がカチッと決まっていれば、中身が少々アレでも何とかなります。
ただたまに見かけるんですが、第一段落と最終段落で意見が変わってしまっている人。
こうなると中身がどんなに素晴らしくても高得点はとれません。
書き終わったら最後に確認してくださいね。
英検1級独学勉強法まとめ
英検1級独学勉強法でした。
英検1級は難しくてわたしにはとても、と思っているあなた。
独学でもやり方次第で取得可能なので、トライしてみてはどうでしょう。
わたしも取得するまでは気づきませんでしたが、取得してからの景色は全然違います。
「取得して終わり」ではなく、「取得してからもっと英語が好きになる」そんな資格だと思っています。
ぜひぜひ挑戦してみてくださいね。
ありがとうございました。