こんにちは。りょうです。
今回は、自分の実力にちょっと見合わないのは承知で英検2級を取得したい中学生、または大人向けです。さてなぜ2級かといいますと。
突然ですが私は大阪府に住んでいます。
大学入試の英検利用はお偉いさん方で揺れていますが、大阪府の公立高校の入試は英検利用ができます。
こちらは読み替え換算表。
TOEFL iBT | IELTS | 英検 | 読み替え得点率 |
60点 | 6 | 準1級 | 100% |
50点 | 5.5 | (対応無し) | 90% |
40点 | 5 | 2級 | 80% |
大阪府立高校当日の試験と、良いほうの点数を採用してくれます。なので取得しておくと安心です。
英検以外のテスト、TOEFL iBTやIELTSは受験がめんどくさい。
パスポートが必要だったり、また高額です。25000円くらい。さらにパソコン受験なので、タイピングに慣れていないと不利ですよね。
そういった理由から、中学生、特に本格的な受験生となる前の2年生のうちに、なんとか2級を取得しておきたいというお子さん&親御さんが結構いてます。
でも英検2級のレベルは高校卒業程度。
出題内容の目安は
「医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。」英検ホームページより
となっています。相当優秀な中2生じゃないと無理でしょ。中学文法も終わってないのに高校卒業て。
なので今回は、取得無理めであきらめてたけど何とか合格したい人、さらには英語だけに割ける時間がそんなにない人へのアドバイスです。
英検2級勉強法PART1単語
英検2級単語問題は、問題番号1-10までが単語の意味を問うもの、11-20が熟語です。ここの対策はパス単だけで大丈夫です。
単語は全ての基本なので、確実に覚えましょう。単語知らないと始まりません。
覚えるっていわれてもそれが苦手・・・という人。
なにがなんでもスペルまできっちり、1日10個覚えたる!とか考えていませんか。
単語学習は、忘れる前提で覚えて下さい。
エビングハウスの忘却曲線っていう、記憶した内容を時間とともにどれだけ忘れていくかを示したものによると
1時間後には覚えた内容の半分以上を忘れ
1日後には覚えた内容の2/3を忘れ
1ヶ月後には覚えた内容の8割を忘れる
だそうです。
なので1日後・1週間後・1か月後を目安に復習をおすすめします。適切なタイミングで復習を取り入れて、記憶を確かなものにしましょ。
そしてもう1つアドバイス。
1日10単語を覚えて1週間で70個!て考えるよりも、1日70個で1週間で490個、同じ範囲を同じだけ次週も繰り返す(先述の復習もかねて)のほうが、長期記憶に残りやすいです。
英検2級勉強法PART2空所補充
英検2級PART2。
ここから先の対策教材は、過去問で十分です。ただ、少なくとも5年分はやりましょう。
Part2は、長文の途中にカッコがあり、そこに適切な語句を選ぶ問題です。
ここは、もちろん全文を読んで内容を理解するのが一番なんですが、そもそも読めない中2生。
最低限カッコの前後1~2文ずつを読みましょう。因果関係をつかみましょう。
そしてそもそも選択肢の意味がわからん、単語がわからん場合。空欄補充問題は単語対策で使ったパス単を全暗記すれば、そこそこ読めます。
絶望的状況は免れます。
なのでここでも、基本は単語ですね。
ちなみに今、中2生を見ていて思うのですが。単語が分からずに長文を読むと、固有名詞すらわからない、ということが起きます。
人名を「これどういう意味?」ってずっと考えたり。単語が覚えきれていない人、PART2PART3に進む前にまず単語を覚えましょう。
英検2級勉強法PART3長文読解
さて英検2級の長文。こちらはPART2と違って、前後1-2文を読むだけじゃ厳しいところ。長文を読むときのポイントは
①タイトルに注目
タイトル見過ごされがちですが、ここを見ておくだけで全体の流れがわかることもあります。大事なので見落とさないように。
②主語と動詞をはっきりさせる
誰が何をしたのかがまずわかれば、内容がぶれることはそんなにない。慣れないうちは、主語と動詞にマーク付ける勉強もおすすめ。
③メール文の場合、誰が誰に書いたメールかを意識する
メールの場合、差出人と相手が一番上にFromとToで書かれています。本文文頭にもDear~で相手の名前、文末には差出人が載っています。誰が誰に?をしっかりチェック。
解くときのポイントは
①先に問題を読む
よく言われていますね。問題先読み。先に問題を読んで、答えを探しに本文を読むイメージで。
②逆説のあとに注目
逆説といえばButとかHoweverとか「しかし」と訳すやつです。この逆説のあとには大事なポイントや、筆者の意見が書かれていることが多いです。
さて長文のポイントを書いてみましたが、しつこいけど基本は単語です。最悪時間がない人は、長文の対策はせずに単語を覚えることに集中してください。
英検2級勉強法PART4英作文
英検2級の英作文は一番点数が取りやすいです。なのでここに一番力を入れましょう。ポイントは
- 型にはめて書くこと
- 難しい単語を書こうとしないこと
- ほんとに自分が思っていることでなくてもいいから、書きやすい意見で書くこと
です。ここでいう型とは
一文目:I think ~
二文目:First~, For example~
三文目:Second~, For example~
四文目:That's why~
といった流れですすめましょう。細かい文言は変えてもいいですが、コレって決めたらアレコレ考えず同じ表現で何回も練習してマスターしましょう。
さてこの型ですが、3級や準2級とそんなに大きく変わってないです。
2級を受ける子は、今までに英作を書いたことのある子が多いので、そこで使ったであろう型をそのまま使用しましょう。変なアレンジしないでね。
ところでこの型、簡単すぎやしませんかと思った人。型をよく見て。
減点されるポイントが何もないですよね。ここ大事。減点させないように書くんです。だから単語も簡単なのを使うんです。
難しい単語使っても加点はないし、スペルミスの危険あるので。
最後に文字数はちゃんと数えてね。足りなかったら、very much とか付けてみましょ。
英検2級勉強法リスニング
英検2級リスニングは過去問の問題を解いてみて、その内容をシャドーイングがベスト!
- 問題解く
- 解答と英文・日本語訳もチェック
- 意味を理解したらシャドーイング
シャドーイングとは、英文を聞いてそれをそのまま後について発音する勉強法です。意味内容を理解しながら進めましょう。
やればやるほどリスニング力は向上しますよ!おすすめです。
ちなみにリスニングパートでの問題の先読みは、あまりおすすめしていません。上級者ならまだしも、まだまだ混乱するだけなので。
英検2級勉強法まとめ
英検2級、ちょっと挑戦してみる気になりましたか。
中学生からみたら確かにレベルは高いですが、しっかり対策をすれば十分に合格可能です。
中2でじっくり対策して中3で受検してもいいし、とにかく一度挑戦してみてはどうでしょう。
ありがとうございました。
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