こんにちは。りょうです。
みなさん英検1級を受検したことありますか?挑戦したいけど目をそらしてませんか?
英検1級はそのレベルの高さで有名です。
英検協会によりますと
1級は、英検の試験において最終目標となる級です。広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます。資格としての活用も入試優遇、単位認定、海外留学など広範囲に渡り、とくに通訳案内士(ガイド)試験の外国語(英語)の筆記試験が免除されるなど、高い評価を得ています。引用元:日本英語検定協会
とにかくいつでもどこでも英語が使えるレベルなんですね。
英検1級の目安は「大学上級程度」。英検1級の合格率はおよそ10%程度。
国内でずっと勉強を続ける人にとっては、かなりの難関資格でしょう。
取得した人は、ネイティブ並にペラペラ!とまではいかないにしても「私英語できる!」と自信を持っていいレベルです。
その英検1級のレベルについてです。
目次
英検1級レベル
まずは上記の表で、英検1級のレベルを確認してみましょう。
左端のCEFRとはすべての言語に共通の「ものさし」のこと。
CEFRでは、習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分けています。
A1:学習を始めたばかりの者・初学者
A2:学習を継続中の者・初級者
B1:習得しつつある者・中級者
B2:実務に対応できる者・準上級者
C1:優れた言語運用能力を有する者・上級者
C2:母語話者と遜色のない熟練者
英検1級レベルであるCEFR C1は「優れた言語運用能力を有する者」ということで、非ネイティブが達成することができるほぼ最高レベルですね。
ちなみに英検1級は、TOEICで換算すると955だそうです。私の英検1級取得時のTOEIC950だったので、妥当ですかね。
英検1級各パートのレベル
英検1級Part1単語レベル
英検1級の単語は難しくて有名ですね。ただ英字新聞や雑誌なんかではよく見かけます。
英検1級に合格するには10000~15000単語を知っておくべきだとされています。
準1級は約7000単語なので、ほぼ倍覚えておかなければなりません。
ただし、難しいとはいえネイティブが知らないということはないです。
(ネイティブはだいたい15000語を知っているらしい)
知り合いのネイティブに聞いたところ
「単語の意味は全部知ってるけど、なんで非ネイティブの君がこんな単語を覚える必要があるの?会話で使わないよ。」
とのことでした。
知ってるけど使わない。これが全てです。
英検1級では「単語捨てる派」と「単語しっかり覚える派」にわかれてるように感じますが、私はしっかり覚えておくことをおすすめします。
実際英検1級のためにつめこんだ英単語は、今の仕事や勉強に活きてます。
私が対策で使った単語帳はこれ1冊!
英検1級Part2・3長文レベル
英検1級の長文は単語のパートに比べると断然易しいです。
ただ英語というより内容が難しい。予備知識が全くない分野の話だと、付いていけなくなる可能性大。
そして内容が難しいということは、専門用語や難解単語が出てくるということです。
ここでも単語はとても重要となるので、対策はしっかりしておきたいですね。
さらに、まんべんなくいろんな話題についていけるようにしておかないといけません。国際問題・社会情勢・科学・教育・文化・風習など、とにかくあらゆる話題です。
その上で対策本に進みましょう。量をこなすほど点数はあがります。
英検1級長文対策に。たくさんの問題にあたることができます。
英検1級Part4英作文レベル
1番対策がしやすくて1番点を取りやすいパートです。
トピックのレベルは少し高いので、こちらもやっぱりあらゆる分野の話題を日々インプットしておきましょう。普段から新聞読んだりニュース聞いたり、多くの情報を仕入れてくださいね。
過去に出題されたトピックにはこんなものがあります。
- Is a worldwide ban on weapons of mass destruction an attainable goal?
- Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?
- Can renewable energy sources replace fossil fuels?
全く対策せず1から自分で考えて書こうとするとしんどい。
なのでそういう人にとっては難易度高いです。
英作文はとにかくパターン(ライティングルール)を覚えて何回も練習しましょう。
このルールを無視してただ書くだけだと、合格点には届きません。ポイントをまとめると
- 自分で書かない(型を覚える)
- 簡単な単語だけ使う(中学レベルの単語で十分)
- 個性を消す(自分の意見じゃなく書きやすい意見)
- 単純な文法だけ使う(すべての難しい文法は簡単に書き換えられます)




英検1級リスニングレベル
次に英検1級のリスニング。
こちらは、日本人相手に英語を教えている優しいネイティブが、わかりやすくクリアに話してくれているレベルです。
ネイティブの普通の会話レベルには遠く及びません。
使われている英語も難しくないです。専門的な話になった時の単語はやや難解ですが。
ただ、慣れていないと会話のスピードについていけません。
とくにPart4は長いので、集中力が途切れないようにしておきましょう。

英検1級面接レベル
英検1級二次試験の面接。
こちらも受かったからといってネイティブ並みに話せるかというと、全くそんなことはありません。
そして英語はもちろん、コミュニケーション力がとても重要です。「こちらの言ってることをなんとかわかってもらいたい」という気持ちを前面に出しましょう。身振り手振りも使いましょう。
いくつか表現のパターンを覚えてうまく当てはめて文をつなげる、という対策で何回も模擬練習をすれば大丈夫です。起承転結を意識して話すことを意識しましょう。
それに、二次試験は試験官に左右されます。
私の試験官はめちゃ陽気なネイティブの女性とおっとりめの日本人女性。その年1番運が良かった瞬間でした。

英検1級取得後
英検1級を取得したからといって特になにも変わらず勉強を続けています。
自分は変わらないけど、周りからの評価は変わりました。
準1級と1級では全然評価は違います。
それが取得後気付いた中で1番の変化です!
そして英検1級ホルダーの英語力。私の場合。
- 英語のニュース⇒7割理解できる。
- 英語ドキュメンタリー⇒9割理解できる。
- 英語ドラマ⇒8割理解できる。
- ネイティブ同士の会話⇒5割理解できる。
- 洋書⇒辞書なしで9割理解できる。
- 英字新聞⇒辞書なしで8割理解できる。
- 会話⇒日本人相手に優しく話してくれるネイティブとは普通に会話できるし、専門的すぎない限りはどんな話題にもついていけるが、ネイティブ同士の容赦ない会話には入っていけない(100%話を止めてしまう自信アリ)。
以上です。会話力を伸ばしたい!
さらに英検1級ホルダー英検1級を解いてみる。
- 単語⇒結構覚えてる
- 長文⇒全体的に前より内容が頭に入った。ただ馴染みのある分野だっただけ?毎日洋書読んでる効果?たぶん後者。
- リスニング⇒あれ1級簡単!て思えるくらいゆっくりはっきり聞こえました。普段英語力伸びてるのか全然わからないけど、1級解いてみて実感。大丈夫、勉強をやめない限りちゃんと伸びてる。
英検1級レベルまとめ
私が英検1級を取得したのはもう数年前になります。そしてほとんど同じタイミングでTOEIC950を取得しました。
その直前まで英検1級には何回か挑戦して落ちてるし、TOEICは895が最高でした。
何がきっかけで同時に飛躍したのかは正直わかりません。
けど毎日地味な作業を続けてきたことの結果が、このタイミングで出たんだろうと思っています。
なかなか目標が達成できずくすぶっているみなさん。
「え、今?」ってタイミングで努力が報われる日がきます。
その日まで続けさえすれば必ず達成できます!信じてやってみてくださいね。
ありがとうございました。

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