こんにちは。りょうです。
海外の方に日本の良さを伝えて、ついでに自分もあちこち行ける通訳ガイド。
魅力的なお仕事ですね!

さてその資格を得る試験ですが、今回1次試験の試験免除の情報と試験内容を紹介します。
- 通訳ガイドの試験をはじめて受験する
- 通訳ガイドの試験で免除される科目と基準を知りたい
こんなあなた、どうぞ読んでください。
目次
通訳ガイド1次試験の試験内容
通訳ガイドの試験情報です。
・英語(90 分/ 100 点)
- 〈英語文の読解問題〉× 1題(配点40 点程度)
- 〈英語文和訳問題〉× 1 題(配点20 点程度)
- 〈和文英語訳問題〉× 1 題(配点20 点程度)
- 〈英語による説明問題*〉× 1 題(配点20点程度) *あるテーマ、用語などについて英語で説明する問題。
・日本地理(30 分/ 100 点)・日本歴史(30 分/ 100 点)
外国人観光旅客の多く訪れている又は評価が高い日本の観光資源に関連する日本地理・歴史についての主要な事柄(日本と世界との関わり含む)のうち、外国人観光客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものです。地図や写真を使った問題を中心としています。・一般常識(20 分/ 50 点)
現代の日本の産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わり含む)のうち、外国人観光客の関心の強いものについての基礎的な知識を問われます。内容は最新の『観光白書』や新聞(一般紙)掲載された時事問題をベースにしています。・通訳案内の実務(20 分/ 50 点)
通訳案内の現場において求められる基礎的な知識(通訳案内業務に密接に関係する法令や旅程管理に関する基礎的な内容)を問われます。内容は原則として、観光庁研修のテキストを試験範囲としています。
以上が1次試験です。
通訳ガイド1次試験の免除情報
通訳ガイド1次試験の免除情報です。
通訳ガイド試験では
- 英語
- 歴史歴史
- 日本地理
- 一般常識
この4科目で試験免除制度があります。
通訳ガイド試験免除:英語
まず英語の試験で免除が受けられる場合です。
- 前年度の通訳ガイド試験の英語で合格している人
- 地域限定通訳案内士試験(英語)に合格している人
- 英検1級取得者
- TOEIC 900以上
- TOEICSpeakingTest 160以上
- TOEICWritingTest 170以上
結構免除対象が多いです。
おすすめはTOEIC900を取得して、通訳ガイド試験免除をねらうコース。
なぜかというと
- ガイドの1次試験よりもTOEICのほうが簡単
- TOEIC900はそれ自体がかなりのメリットとなる
といったところです。
この免除制度に関しての注意点をふたつあげておきますね。
- TOEICは取得した年度の翌年度までに実施される全国通訳案内士試験のみ有効
- 免除の制度はコロコロ変わる
TOEICは有効期限に注意です。
また、免除の制度は変更の可能性あり。
たとえば数年前は、TOEIC860で通訳ガイドの英語は免除となっていました。
さらに前は、TOEICは対象ではなく、免除を受けるためには英検1級しかありませんでした。
今後免除制度が難化する可能性もあるので、そのへんは注意しましょう。

通訳ガイド試験免除:日本歴史
日本歴史の試験で免除が受けられる場合です。
- 前年度の通訳ガイド試験の日本歴史で合格している人
- 歴史能力検定の日本史1級または2級に合格している人
- 大学入試センター試験(現共通試験)の日本史Bで60点以上の人(センター試験の行われた年度の末日から起算して5年以内に実施される全国通訳案内士試験にのみ有効)
日本の歴史にくわしい人は、歴史能力検定をめざすのもありです。2級であれば、高校卒業程度のレベルです。(私も取得しました)
日本の歴史にまったく興味のない人は、通訳ガイド用の対策テキストにそって勉強しましょう。
かなりの広範囲です。
通訳ガイド試験免除:日本地理
日本地理の試験で免除が受けられる場合です。
- 前年度の通訳ガイド試験の日本地理で合格している人
- 総合旅行業務取扱管理者試験又は国内旅行業務取扱管理者試験に合格した人
総合旅行業務取扱管理者試験又は国内旅行業務取扱管理者試験というのは、旅行業にいる人が取得する試験です。
その分野にくわしければいいのですが、通訳ガイド試験免除のためにこの資格を取得するのはおすすめしません。
素直に地理の対策をした方が、よっぽど効果的です。
以下の情報を白地図に書き込んで、ひたすら覚えましょう。
国立公園・国定公園・山岳・河川・半島、島、湖、岬、名勝・海峡、海域、湾・火山・温泉・小京都・祭り・旧国名・各地の富士山・日本三○〇
とくに、外国人からみて人気が高そうな「祭り・温泉」は要チェック。
通訳ガイド試験免除:一般常識
一般常識の試験で免除が受けられる場合です。
- 前年度の通訳ガイド試験の一般常識で合格している人
- 大学入試センター試験(現共通試験)の現代社会で80点以上の人(センター試験の行われた年度の末日から起算して5年以内に実施される全国通訳案内士試験にのみ有効)
日本歴史と同じく、センター試験(現共通試験)が適応されます。
有効期限を考えると、若者しか使えなさそうな免除基準ですね。
通訳ガイド1次試験の内容と免除情報とまとめ
通訳ガイド1次試験の内容と免除情報でした。
免除制度をうまく使えば、試験対策がけっこう楽になったりします。
いちど検討してみてくださいね。
ありがとうございました。
コメント