こんにちは。りょうです。
英語を勉強していて「スポーツの通訳をやってみたい」という方は多いのではないでしょうか。
私も陸上の試合を観ては「あーーあそこに立って外国人選手の通訳ができたらカッコいいな!」と思っています。
東京オリンピックももうすぐ。仕事ではなくボランティア通訳としてなら、そのチャンスは結構広がっています。
そこで役に立つ資格が通訳ガイド。オリンピックに関連してこの試験に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
難しい試験ではありますが、ここ最近合格率が急激に上昇していて、40%を超える年もありました。
昔は10%台だったんですけどね。
ちょっと取得できるかも、と思えてきましたか?
さてその通訳ガイドの資格試験の中でも今回は二次試験(面接)についてのお話です。

私が合格したのは結構前なので、覚えている範囲で書きます。
通訳ガイド二次試験対策
通訳ガイドの面接は、英検などとはまた違った対策が必要です。
①逐次通訳
②プレゼン
③質疑応答
があります。両方とも日本の文化・習慣・歴史・伝統などの分野から出題されます。逐次通訳ではメモを取ることができます。
全体としての対策は、まず日本のことを知っとかないと話せないので、先に日本語で理解しておくといいです。日本語の方が理解度が格段にあがるので。そこから知らない単語や内容を英語で覚えましょ。
私はハロー通訳アカデミーさんの参考書を使っていました。一番よく使っていたのが、「日本的事象英文説明300選」というやつで、一次試験にも役立ちました。ボロッボロになるまで覚えました。1つの参考書を何回も繰り返すほうが、効率がいいですよ。
①逐次通訳の対策
日本文を聞いてすぐに「主語と動詞」だけを言うという練習をしました。
例えば「日本には北海道を除き、春と夏の間に梅雨と呼ばれる雨季があります。」
であれば "Japan has ~ " だけは即座に出てくるように練習。主語と動詞が決定すればあとは修飾を足していくだけだし、文全体としてそんなにぶれませんから。
②プレゼン対策
プレゼンの内容も日本に関することである程度は絞れるので、私は何パターンかを丸暗記しました。
丸暗記派の人、自分の言葉で文を作る派の人、両方いてますよね。自分に合ったやり方で進めるのが一番です。
私は、最初は丸暗記から初めて、徐々に自分の言葉に変えながら自分の意見が言えるようになると思っています。
しかもこの二次試験に関しては、暗記してた内容がそのままプレゼンできたので(後述)、運がよかったです。
通訳ガイド二次試験内容と感想
通訳ガイド二次試験を受験して最初の感想。まず試験会場がとても遠い。京都遠かった・・。
さていざ二次試験です。待合室で待機し、自分の順番が近づいてきたら、試験部屋の外の椅子で待たされます。この辺は英検と一緒ですね。
3名くらい同時に待たされますが、私語厳禁。一番緊張する時間です!
順番が来たら入室を促されるので「Hello」と入室。
面接官は二人。日本人とネイティブです。日本人はとても優しそうなおばちゃんでした。もう一人のネイティブはすごく若くて、男の人で(私より年下かも)、それはそれはやる気がなさそうでした。あんた絶対バイトやろって人。
多分この人は、ただただにこやかに元気よく、感じよく受け答えしていればいい点数付けてくれそう。そんな腹黒い気持ちで試験が始まりました。
最初は名前とか、どっからきたのとか、アイスブレーキングタイム。口を英語に慣らしておく。
逐次通訳はメモを取ったけど、あんまり役には立ちませんでした。この際メモは取らず、聞き取ることだけに集中したほうが結果は良かったのかもしれません。
出題の内容はさっぱり忘れてしまいましたが、面接官が読んだ日本語の7割程度しか通訳できなかったような感じではありました。
そしてプレゼンですが、確か「明治維新」のトピックを選びました。実は対策の時に「開国」についてのプレゼンを丸暗記していたのです。
なので明治維新の説明はそこそこに、すぐに開国の話へとつなげていって、丸暗記原稿で乗り切りました。いやこれめちゃラッキー!これで合格しなかったら、自分には無理だからあきらめよ!と、まあまあ自信ありました。
質疑応答については、あんまり覚えていません。何点か「失敗したなー」って後悔したことは覚えていますが、目立ったミスはなかったです。
そして無事合格!
通訳ガイド二次試験まとめ
面接に関しては、よく言われていますがまずコミュニケーションを取ろうとする気持ちを全面に出すことがとっても大事です。
自分が面接官だとして。やっぱり自分の気持ちを何とか伝えようと努力している人、英語力が追い付かなくても沈黙はせず話を続ける人、を合格させてあげたくなりますよね。実際そういう人に通訳ガイドとして働いてもらいたいはずです。
なのでしかっり対策をしたら、当日は笑顔とコミュニケーションを心がけて乗り切りましょう!
いい結果につながりますように。
ありがとうございました。
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