子ども英会話教室から中学校英語にスムーズに移行するためのコツ紹介

子ども英会話講師

こんにちは。りょうです。

子どものうちから英語を!そう考える保護者のあなた。

こんな不安ありませんか。

「子ども英会話教室は会話がメインの教室が多いのに、中学校に入ったとたんに文法重視になるからついていけるのか心配」

はい、たしかに。

そこで今回は、子ども英会話教室から中学校英語にスムーズに移行するためのコツを、私立中学校で英語を教えながら自宅で子ども英会話教室も開いている私が、実体験を交えつつお話しします。

 

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子ども英会話教室と中学校英語

まずは一般的な子ども英会話教室と、中学校英語のおおまかな違いをあげてみましょう。

子ども英会話教室

子ども英会話教室の特長です。

  • レッスンはオールイングリッシュ
  • ネイティブ講師がレッスンを担当

などなど、小さいうちはとにかく英語でコミュニケーションを取って、英語に慣れることを一番の目的にしていることが多いです。

学年が上がるにつれて、読み書きの比重を上げていく感じでしょうか。

英語で学童保育をするのは子どもの英語力向上にあまり効果がない理由
以前、大手の子ども英会話教室とは別で保育タイプの英語教室で働いていたことがあります。日常生活を全て英語で!というコンセプトです。もちろんネイティブが常にいるので英語に慣れることはできるかもしれませんが、その効果のほどはどうなのでしょう。

中学校英語

では中学校英語はどうでしょう。

  • 単語・文法重視
  • レッスンはだいたい日本語
  • たまにネイティブ講師(ALT)の授業がある

教育指導要領に「英語の授業はオールイングリッシュで!」とかいう記載があるとはいえ、現場はまだまだ日本語主流です。

教科書の本文の意味を理解して、単語を覚えて英文法覚えて、昔ながらの「お勉強」スタイルが抜けていません。

ネイティブ講師の授業は週に1~2回です。(英語の授業は4回)

とはいえ、昔に比べると「リスニング・スピーキング」を何とかしようと模索している感じはあります。

 

子ども英会話教室からスムーズに中学校英語へ移行するためのコツ

さらっと子ども英会話教室と中学校英語の違いを見てみました。

では、それらの違いをふまえつつスムーズに中学校英語についていけるようにするためにはどうしたらいいのでしょう。

要は、子ども英会話教室と中学校英語へと移行する過程では会話・口頭重視から文法・読み書き重視に移行していくわけです。

そこについていくためのコツを3つ紹介します。

小学校高学年くらいから英文法を取り入れる

英文法は英語を話すときのルールです。知っておかないと、話せません。

だいたい小学校高学年くらいから始めてみてはどうでしょう。

ちなみに以前、私が勤めていた子ども英会話教室では

「小学校のうちに日本語で英文法を説明するのは絶対NG。小さいうちはできるだけたくさん英語を聞かせて、英文法は実際の状況の中で使って理解させるべき。(「過去のことには過去形を使う」って説明じゃなくて、過去の話をしている状況を何度も経験させてそこで過去形を使えるようにするってこと)そうすれば中学校に入って英文法を実際習ったときにすべてがつながって、きれいに理解できるから」

って説明を受けていましたが、そんなことないです。

そもそも週イチのレッスンでマスターできるほど英語の状況を経験させられないし。

小学生にも日本語で英文法を理解させたほうが絶対早いです。

小学生から英検5級に挑戦!合格するためのたったひとつの方法を紹介
最近では小学生から英検を受験する子が多いですね!長年英語教室で、小学生から英検受験する子たちを見てきて発見した、合格する子のある一つの共通点を紹介します。参考書選びよりも教室選びよりも、この共通点を意識して英検対策に取り組んでみましょう。

書いて勉強するクセをつけておく

子ども英会話教室は、子どもをひきつける工夫が必要なので、まぁ楽しいアクティビティが盛りだくさんです。

たしかに「英語に親しむ・たくさん経験して慣れる」という意味では、楽しいことはとっても大事。

でも、中学英語につなげようとするなら机に向かって書いて覚えるお勉強も必要です。そこを避けて楽しいばっかりで終わってしまうと、あとあと大変な苦労をするかもしれません。

英単語はできるだけたくさん覚えておく

中学校英語での最初の難関は、英単語です。

英単語は英語を勉強している限りはずーーっとついてまわります。

小学校3年生でローマ字を習いますが、毎年そのローマ字英語から抜け出せない子がチラホラ。

(例:Lion → raion)

英語は英単語を知っていないと話にならないわけですが、中学校に入ってから急に、膨大に覚えるのは大きな負担ですよね。

なので、少しずつでもいいので小学校のうちから覚えておくことをおすすめします。

中学英語のつまずき文法ポイントを学年別に解説!中学生のママ必見です
中学生が英語を学ぶときにどこでつまずいているのかについての記事です。中学生を指導していると、みんなだいたい同じところでつまずきます。そこを乗り越えられないと先には進めません。どこでつまずくのかを知っておくだけでも、何か対策が立てられるかもしれません。

ちなみに、子どもに人気の単語アプリ英語物語はおすすめです。

 

子ども英会話教室から中学校英語への移行・失敗例

子ども英会話教室から中学校英語への移行・失敗例をあげてみます。

実際私の知り合いの話です。

A君は今年から中学一年生。

英語は小学校のころから6年間も続けてきました。

某大手の子ども英会話教室です。なので、中学校の授業の中でも英語にはついていけるはず!もちろん自信もありました。

むかえた中学校最初の授業。

アルファベットや自分の名前など、簡単なことばっかりの授業でちょっとたいくつ。

一学期の中間テストも余裕で高得点!

中学校英語、ザルやな。

そう思って英単語の暗記や机での勉強をあまりしていませんでした。

さて二学期に入ると、中学校英語はどんどん先に進んでいきます。be動詞に一般動詞に三単現。子ども英会話教室の延長でのんびり構えていたA君はあっという間についていけなくなりました。

A君が6年間かけて積みあげてきた英語の貯金は、1学期の間だけで使い果たしてしまったようです。

その後、中学から英語を始めた勤勉なクラスメイトにどんどん追い抜かれてしまったのでした。

オリジナル教材その① ナイススタート中学英語 練習プリント
これまでに子ども英会話教室や自宅で十数年、子どもに英語を教えてきました。そこで、いろんなテキストを使ってきて「練習問題の量が少ないよね」と思うことが多くありました。少ないなら作らなければ!と自分でこつこつ作成してきたオリジナルプリントを載せてます。

 

子ども英会話教室から中学校英語まとめ

子ども英会話教室から中学校英語にスムーズに移行するためのコツでした。

ただ英会話教室に通わせているからと安心するのではなくて、先を見据えて考えたいですね。

参考になれば嬉しいです。

ありがとうございました。

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