こんにちは。りょうです。
高校英語教員免許取得シリーズ実習編です。
中・高免許取得の場合、実習は全部で3つあります。
介護等体験が7日間。これは社会福祉施設等(5日)と特別支援学校(2日)で構成されています。
あとは有名な教育実習ですね。
それぞれの実習について紹介します。

目次
社会人の教員免許:社会福祉施設実習
高校教員免許取得には不可欠な実習。まずは社会福祉施設。
どの社会福祉施設に行くかは学校から指定されます。
教育実習のように、自分で交渉しなくていいので助かりますね!
私は家からバスで20分のところにある介護老人保健施設でお世話になりました(田舎在住なので最寄りの施設が遠い。他の人に聞くと徒歩10分の施設とか多かった)。
社会福祉施設実習前
事前に提出しとかないといけないレポートや、取っておかないといけない授業があるので必ず確認しておきましょう。
コレを落としたら実習が翌年に繰り越しされたり、とても面倒です。
何回でもシラバス確認して、少しでも分からないことがあれば学校に電話!
迷惑かける・・と思うかもしれないけど実習行けないよりましです。
社会福祉施設実習中
では社会福祉施設で実習をした時の様子を紹介します。
1日のスケジュール
- 8:30 出勤・着替え後その日の担当(毎日変わる)に付く
- 9:00 レクリエーション(カラオケ・ゲームなど)
- 12:00 お昼ご飯・歯磨き
- 13:00 運動の時間(簡単なストレッチ系)
- 17:00 レポート書いて退勤
もちろん施設によって違うと思いますが、ものすごくざっくりこんな感じ。
あいている時間は、主につけっぱなしになっているテレビを見てます。

初日はもちろんスーツ、2日目からも指示がなければスーツです。
あとはとにかく指示に従う。
自己判断で動いたらだめです。
手があいたら、邪魔にならないように端っこで存在を消しておく。
仕事で来ているわけではないので「自分から仕事を見つけていく」とかいう新人マインドは全く不要です。
目立たずひっそりしておきましょう。
あと、かなりの確率で実習生はレクになにかさせられます。
だいたいは自己紹介だそうですが、カラオケで歌わされたりもあるとか。
社会福祉施設実習後
社会福祉施設実習後は施設にお礼状を書きます。
例文や書き方は検索すればいくらでもでてくるので、参考にしましょう。
後は、実習中毎回書いていたレポートを見直して学校に提出して終わりです。
社会人の教員免許:特別支援学校実習
続いて特別支援学校での実習です。
特別支援学校実習前
- 実習前のレポートを落とさない
- 交通手段を確認しておく
スクーリングで受講+レポートがあるので、必ず提出しましょう。でないと実習に行けません。
締め切りとか誰も教えてくれないので、しっかり自分で管理してください。
また社会福祉施設実習と違って家から遠い場合が多いので、交通手段はもちろん、駅に降りてからの道も要チェックです。
特別支援学校実習中
特別支援学校での実習のようすです。
初日は半日、まず座学でした。
体験での心構えといったこと。
そこから動きやすい服装に着替えてそれぞれ受け持ちのクラスに分散。
施設にもよりますが、私の行ったところは様々な障害のある子どもを預かっている施設でした。脳性まひの子がいたり、軽度発達障害の子がいたり。
1クラス7-8人で担任1人+必要な子には介助員。
社会福祉施設等体験の時は、お年寄りが1日を「過ごす」場だったのですが今回は「学校」です。カリキュラムが組まれています。
体育・音楽・子どもによってはお勉強。
給食の時間や外での活動・運動会もあるみたいで、ほんと学校です。
実習中のアドバイス
- なにをするにもまず確認
- 笑顔と元気
社会福祉施設等体験と同じです。絶対自己判断しない。見た目ではわからない障害を抱えてる子もいてるので。
1日に飲む水の量が厳格に決まっていたり、ほんと何があるかわかりません!
そして相手はやっぱり子ども、元気が良くて笑顔でいれば寄ってきてくれます。トトロの「散歩」をリクエストされてエンドレスで歌ったこともいい思い出です。
特別支援学校実習後
実習後はお礼状を書きましょう。
私は
- クラス担任(1番お世話になった)
- 学長(姿見たことないけど一応)
- 副学長(座学はじめ全般的にお世話になった)
に送りました。
お礼状3つは多いかもしれませんが、まぁお礼の気持ちなので。
書き方はネット上で見つけられるテンプレに加えて、具体的な実体験を書くといいでしょう(トトロの話とか)。
社会人の教員免許:教育実習
教育実習前
教育実習が介護等体験と大きく違う点の一つとして、実習校を自分で決めて受け入れてもらう交渉をしなくてはいけないところです。
これが実際実習に行く1年ほど前から考えておかないといけません。実習自体は5-6月が主流です。
実習校は自分の母校である場合がほとんど。
流れとしては
- 教育実習に関する授業を受ける
- 前年のうちに(夏くらい?)実習校に電話をかけて次年度実習に行きたい旨伝える
- 担当教官と打ち合わせの日程を決める
- 担当教官と打ち合わせ
- 実習
です。
実習前のアドバイス
・手続きは漏れが無いよう慎重に
手続き、いつ何をするというのが冊子に書かれているし、事前の授業でも詳しく説明してくれます。
(ちなみにこの事前授業、次年度教育実習を受けたかったらいつまでに受講しとかないとだめって決まっています。)
この手続きも授業も、締め切りが近付いても誰も何も言ってくれません。
なので自分でしっかりチェックしておきましょう。
・実習校の実習生受け入れに関してホームページを読んでおく
実習する高校のホームページをまず読んでおきましょう。
必要なものが書いてあります。
私の場合は実習にあたってレポートを提出する必要がありました。
・担当教科との打ち合わせはメモを取る
使っている教材はコレで何年生担当で、などいろいろ教えてくれます。教材も(おそらく)貸してくれます。
そして予習しようと家に帰るとびっくりするくらい言ってたことを忘れています。
その時「なるほど!了解!」と理解したつもりでも、必ずメモに残しておきましょう。
教育実習中
社会人が教育実習に行く場合、一番気になるのが「自分だけ年いってんじゃない?」ってことじゃないでしょうか。
そこはその通り、まわり大学生ばっかりです。
私の場合は実習生全員で5人、私52期生他の人みんな71期生。
最初はアウェイ感あったけど、みんないい人で打ち解けられました。
自分が気にするほど年齢が上だからってなにもありません。
一日の流れ
- 出勤
- 担当クラスの朝のHRについて行く
- 担当教官の授業見学
- 空きコマで見学の感想など書く
- 担当クラスの終わりのHRについて行って一緒に掃除
- 部活
です。
後半は「担当教官の授業見学」の部分が「自分で授業する」になります。
そして私はあらかじめ、保育園のお迎えに間に合う時間には学校を出たいことを伝えてありました。
そもそも学校まで2時間かかるので、5時過ぎには帰してくれとお願いしていることになります。
実習生の立場で・・・とも思いましたが、こちらも帰らないわけにはいかない。
そこで事情を話したところ、快くOKしてくださいました。
どうしても!という事情がある場合は、事前に話してみましょう。
実習中のアドバイス
・指示をちゃんと聞く
当たり前ですが、指示はちゃんと聞きましょう。
「このくらいなら大丈夫じゃない?」という自己判断はだいたいアウトです。
・口出ししない
教員の中には、新卒1年目のピチピチ20代とかいらっしゃいます。
例えば私が挨拶しても、ス・・っと無視してきたりもありました。
社会人経験豊富な立場からしたら、ちょっと何か言いたくもなりますが、「勉強させてもらっている身」という謙虚な姿勢は絶対持っておかないといけません。
・生徒に対しては堂々と
生徒からしたら、先生であることに変わりはないです。
生徒たちの大事な授業を何コマか受け持つわけなので、責任重大です。
小学生とは違って「せんせ~」って無邪気に寄ってくることはないですが、何人か質問に来てくれたりしました。大人として先生として堂々と答えましょう。
教育実習後
ほかの実習と同じく、教育実習も終わったらお礼状を書きましょう。
社会人の教員免許:実習まとめ
社会人の教員免許、実習編でした。
通信大学での生活の2年目に3つとも行かなければなりません。
仕事を持っている人は大変ですが、ここを乗り越えれば教員免許ゲットです。
がんばってくださいね。
ありがとうございました。
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