こんにちは。りょうです。
英語の仕事の中でも、とくに集中力が必要な通訳。
むずかしそうなイメージだけど興味があるというあなたへ。
通訳をしているときの頭の中はどうなっているのか紹介します。
目次
通訳をしているときの頭の中
通訳をしているときの頭の中はどうなっているのか。ずばり
- もとの言語を聞く
- 頭の中に映像が浮かぶ
- その映像をターゲット言語で説明する
こんな順番です。
通訳をしているときの頭の中①もとの言語を聞く
通訳をしているときの頭の中①もとの言語を聞く。
あたりまえですが、まずもとの言語を聞きますよね。
ここでのポイントは、できるだけ映像として頭に残すことです。
通訳をしているときの頭の中②頭の中に映像を浮かべる
通訳をしているときの頭の中②頭の中に映像を浮かべましょう。
たとえば「私は昨日野球をしました」という文章を聞いた瞬間に
こんな映像を浮かべます
慣れないうちはなかなか出てこないかもしれませんが。
上の例はとてもわかりやすい文章ですが、なかなか映像にさせにくい文章もありますよね。
たとえば
「他人とは違う存在になりたいという義務感が、『同一性』という地獄を招く」
みたいな。今ネットで見かけただけの文章ですが。
自然と映像が浮かばないような抽象的な表現のときでも、むりやり映像をイメージしてみてください。
上の例だと、「自分は特別なはず」だとイキってる若者が、結局まわりと同じことばかりしていて地獄やん、みたいな映像。(説明下手ですみません)
通訳に映像は必須です。

ふだんの生活の中でも、聞いた言葉や情報を映像として脳内に再現するトレーニングはできるので、ぜひ習慣にしてみてください。
通訳をしているときの頭の中③その映像をターゲット言語で説明する
通訳をしているときの頭の中③その映像をターゲット言語で説明する。
さきほど頭の中に浮かべた映像を見ながら、ターゲット言語で口から出す。
映像を順序だてて描写していくイメージです。
これで通訳の完成です。



手順としては以上です。そんなに難しくないですね。
この映像で処理する利点は
- 比較的多くの情報を長期間脳内にストックできる
- 訳が自然
があげられます。
というより、映像の処理なく通訳をすることは私には考えられません。
一方で慣れていない人は、ひとつの単語ずつ訳していく傾向があります。
なので不自然になったり流れが悪くなったりするのですが、映像で処理すると格段にそれっぽくなりますよ。
ではこの手順をスムーズに進めて、通訳できる力を身に付けるトレーニングを紹介します。
通訳できる頭をきたえる方法
通訳しているときの頭の中、きたえるにはどうしたらいいのでしょうか。
瞬間英作文
瞬間英作文です。
有名なトレーニング方法ですね。

ベストセラーの瞬間英作文の本から始めて、あとは自分の好きな教材でOK。
ざっくりした手順とポイントです。
- パッと日本文を見てすぐ英作
- 英文を見て答え合わせ、口に出してみる
- その英文を5回程練習
- 同じ文章で①~③を何度も繰り返す。口からすぐ英文がでてくるようになったら3.省略
基本はこんな感じであとはこのくり返しです。ポイントは
- スピードと量命
- 暗記しようとしない
- 思った以上に簡単な文から始める
- 映像をイメージする
このあたりです。
頭の中に映像を浮かべる練習
瞬間英作文のトレーニングのほかにも、頭の中に映像を浮かべる練習なら日々の生活の中にも取り入れられますよね。
日本語でも英語でもいいですが、とにかく聞いた情報を頭の中で映像にしてみるだけです。
習慣にしてしまえば、どんどん楽にできるようになります。
余談ですけどこの映像で頭の中にストックするという技術(?)は、読書などでも役に立ちます。
文字や言葉で情報を入れるという左脳寄りの活動を、映像という右脳寄りの活動でストック。
脳全体を使うからなのか、長い間記憶することができます。
通訳をしているときの頭の中まとめ
通訳をしているときの頭の中でした。
英語の勉強をはじめたころは、私も通訳なんて想像もできませんでした。
そもそも遊び半分で英語を聞きまくっていただけなので。
ただ毎日コツコツ淡々と積み上げていくことで、いつの間にかできるようになっているもんです。
道のりは長く感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえば「あれ、いつの間にかこんなところまで」って感覚です。それが快感です。
なので、信じてしばらく続けてみましょう。
ありがとうございました。