こんにちは。りょうです。
みなさん英語リーディングにはどんな素材を使っていますか。
入試問題の長文・資格試験用問題集・学習者用英語雑誌などいろいろありますね。
今回は、日本人学習者向けに作られた問題集ではなく、ネイティブが読むために作られた雑誌のおすすめを紹介します。
英語中級者~上級者向けです。
容赦ないネイティブ向けの英語と多彩な内容を体験してみて下さい。
目次
ネイティブ向け英語雑誌メリット
まずネイティブ向け英語雑誌を読むメリットです。
・自分の興味に合わせて読める
ネイティブ向け英語雑誌に限らずですが、雑誌は自分の興味のある一冊を選べるので続けやすいです。難しくても興味のある内容だと「なんとか読もう」という気になりますし。
・自分のペースで勉強できる
新聞と違って週刊誌・月刊誌など、読む時間が一定期間あるのもうれしいポイントです。次号に合わせて読むペースを作れますね。もちろん興味のない記事は飛ばすのもアリ。
・精読に最適
ネイティブ向け英語雑誌は多読より精読(じっくり読む)をおすすめです。なぜならたいていの場合、英語レベルが高いからです。勉強法は後述しますね。
・広告が意外と勉強になる
雑誌記事の合間に入ってる広告。
こんなやつです。
これが結構勉強になります。広告独特の言い方や、目をひきつけるような表現など。
そしてこの広告英語ってTOEICなんかでよくでてきますよね。
英語雑誌で自然に触れておくと、スコアアップにつながるかも。
英語雑誌 TIME
英語雑誌TIMEはアメリカ合衆国のニュース雑誌です。1923年3月3日にニューヨークで創刊され、世界初のニュース雑誌として知られています。アメリカで11番目に発行部数の多い雑誌だそうですよ。
英語雑誌 TIME内容
TIMEでは世界中のニュースを扱っています。政治・外交の分野はもちろん、一般市民の暮らしぶりや流行っているものなど、いろんなことを紹介しています。
そして日本のこともよく書かれています。最近印象的だったのはこの一文。
Citizens of Japan must overcome a blinkered island mentality and end its reliance on lumbering bureaucracies that still too often value age over talent.
日本人は狭量な島国精神から脱し、才能より年齢を重視する頭の鈍い官僚に頼るのをやめなくてはならない
日本がどう見られているかよくわかりますね。
またTIMEで表紙を飾った日本の有名人の一例をあげてみます。
- 宇多田ヒカル
- 麻原彰晃
- 昭和天皇
良くも悪くも時代を象徴してきた人たちですね。
こんな人におすすめ
- 世界中で起こっている政治的な問題を英語で読みたい人
- 英検1級・TOEIC900をめざしてる人
- 英単語を強化したい人
- 世界からの日本の見られ方を知りたい人
英語雑誌 NATIONAL GEOGRAPHIC
NATIONAL GEOGRAPHICは1888年9月22日に発行されました。
180か国以上で850万人が定期購読しています。
日本語版の発行部数は約8万4千部ですが、NATIONAL GEOGRAPHICの読者の平均世帯年収は高いという、おもしろいデータもあります。
(↑こちらは日本語版)
英語雑誌 National Geographic内容
NATIONAL GEOGRAPHICは戦争中でも中立的立場を表明し、政治色を薄めて文化に焦点を合わせた記事を掲載し続けました。
宇宙開発競争を扱う際には、核兵器開発の関係をほとんど扱わず、科学的側面だけに焦点を合わせたとのことです。
その後、環境・森林破壊・化学汚染・地球温暖化・絶滅危惧種などの問題をよく扱うようになりました。
ニュース記事とは違って知的好奇心をくすぐる記事が満載で、毎月ワクワクする発見があります。
宝石の歴史や多様な用途を扱ったり、考古学上の発見を扱ったり、枯渇が危惧されている天然資源などのテーマで特集を組むこともあります。
こんな人におすすめ
- 自然科学的なテーマに興味がある人
- 英検1級・TOEIC900をめざしてる人
- 英単語を強化したい人
- 知的好奇心が強い人
ちなみにこのNATIONAL GEOGRAPHICでは翻訳講座を開催しておりまして、成績優秀者はNATIONAL GEOGRAPHICの翻訳スタッフとして登録できますよ。
興味のある人は挑戦してみてください。
NATIONAL GEOGRAPHICには日本語版の雑誌もあるので、読み比べてみるのも面白いですね。
ネイティブ向け英語雑誌を使って勉強
ネイティブ向け英語雑誌はただ読むだけでも十分楽しいし勉強になりますが、もう少しがっつり英語の勉強素材として使いたい人へ。
おすすめは英単語の強化をめざす勉強法です。
- 英文を読む
- 知らない英単語・文法をチェック
- 知らない英単語・文法を調べる
- 記録しておく
この手順を繰り返しましょう。
雑誌のいいところは、同じ記事には同じ単語が何回も使われるところです。
例えばNATIONAL GEOGRAPHICの動物保護の記事で "leopard" という単語が出てきたとします。
英字新聞などの短い記事では"leopard"=「ヒョウ」と一回読んで終わってしまうところが、雑誌だと何度も何度も出てきて一度で覚えてしまえるのがいいですね。
4. の「記録しておく」は簡単なエクセルの表で十分です。
たまに見返して勉強しましょう。
ネイティブ向け英語雑誌まとめ
ネイティブ向け英語雑誌の紹介でした。
日本人学習者向けじゃなくて、ネイティブが実際読んでいる雑誌に挑戦したいという人は試してみてください。
結構サクサク読めて、楽しい発見があるかもしれませんよ。
ありがとうございました。
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