こんにちは。りょうです。
今回はネイティブレベルになりたい英語上級者に向けての記事です。
そもそも上級者とは、英語の技能(読む・書く・聞く・話す)に関わらずほとんどストレスなく英語を運用できる状態のこと。
語学力の世界基準として採用されているCEFRでは
- 「A1」初学者
- 「A2」初級者
- 「B1」中級者
- 「B2」中上級者
- 「C1」上級者
- 「C2」ネイティブレベル
とされており、ここでの上級者レベル「C1」は一応TOEIC900・英検1級が目安です。
そんな上級者がぶつかるであろう「ネイティブレベルになりたいけど壁が高すぎ」問題。
その問題と解決策を検証します。
目次
英語上級者からネイティブレベルに近づくには
では英語上級者がネイティブレベルに近づくための方法です。
ネイティブレベルにはなれないと理解する
いきなり厳しい言い方ですが、英語上級者にはなれてもネイティブレベルにはなれません。
私たちは日本語のネイティブであって、英語がその日本語言語能力を上回ることはないので。
どれだけネイティブレベルに近付けるかを目指しましょう。
じゃないと、越えられない壁に苦しくなってしまうので。
そこを理解したうえで、どうすればよりネイティブに近い英語力を身に付けることができるのか考えましょう。

自然な英語表現に大量に触れる
ネイティブが自然に使う英語の言い回しや語句は星の数ほどあります。
毎日毎日英語を聞いていてもどんだけ英単語を覚えても、次から次へと出てきます。
終わりがないのですが、出来るだけたくさんの英語表現に触れて少しずつでも覚えていきましょう。そして覚えたら使ってみましょう。
そしてネイティブが自然に使う英語の表現を学ぶのにおすすめなのが海外ドラマです。

海外ドラマがおすすめな理由はこちらです。
①適度な長さ
だいたい25分で1話完結です。次の話はまた別の物語であることが多いので、シリーズのどこから見始めても楽しめます。
この長さがちょうどいい!
隙間時間に続きを見ようかなって気になれますよね。日本のドラマのように、1時間仕立てだったらずっと英語はちょっとしんどい。
②会話の量
会話の量がとても多い。これもポイントです。
映画を例に比較してみましょう。
以前リスニング向上にと映画を見ていたことがありました。作品にもよりますが、ドラマに比べると圧倒的に会話の量が少ない。
下手したら10分くらい平気で無音。
映像で魅せる映画なのでそれはそれでアリですが、リスニングには向かないです。
なので映画は、たまに息抜きに楽しむ程度で十分です。
③会話の内容
海外ドラマ、特にシットコム(シチュエーション・コメディの略。登場人物の置かれる状況によって観客や視聴者を笑わせるコメディ) は身近な生活を題材にしていることが多いので、会話にも自然な表現が使われます。
これがニュースだと少し難しくなったり専門的になったりで、レベルが上がる。
そして内容がおもしろくてシリーズも充実していて飽きない!

瞬時に英語が出る回路を脳に作る
英語をアウトプットする時に、日本語の文章を頭で英語組み立て直して文章が最後まで完成したらようやく口から出す、みたいな時間のかかるプロセスを会話のたびに踏んでいたらめちゃめちゃ疲れませんか。
リアルの会話だと流れについていけないし、話を中断させてしまうこと必至。
そこでネイティブレベルに近付きたい人に意識してほしいのが、英語を話すときの瞬発力です。
一文一文を頭で組み立てるのではなく、言いたいことをスラスラっと、できるだけタイムラグを作らずに口からアウトプットすることです。
そしてその瞬発力を付けるのに大切なのは
- 英語にとにかくたくさん触れる
- 簡単な英語を何度も繰り返す
- フィードバックがすぐにもらえる(オンライン英会話など)
有名な「瞬間英作文」シリーズなどで、このあたりを意識してトレーニングしてみましょう。


徹底的に真似る
ネイティブの英語を徹底的に真似ましょう。
- イントネーション
- 表情
- 感情
- しぐさ
- 状況
この辺をイメージして真似てみて下さい。
コツは、自分が本当にその状況に置かれていると思い込むことです。
なんなら自分がネイティブだと思い込むことです。そうすれば自然と感情や表情が真似できますよね。
感情移入せずにただ英文を真似るだけでは、その効果は天と地ほど違いますので必ず意識しましょう。
さてその方法ですが、シャドーイングが最適です。
内容を理解している英文をどんどんシャドーイングしましょう。

英語上級者からネイティブレベルになりたいまとめ
英語を勉強していて英語上級者になると
「ネイティブレベルでペラペラ英語しゃべりたーーい」
って思うようになりますよね。
完全にそのレベルにはたどり着けなくても、なんとか近づく方法の紹介でした。
最後に一つ。
あんまり人を主語にしないこともネイティブレベルに近づくコツです。
You are kind. ではなく That's really kind of you.
といった感じですね。ちょっと意識してみて下さいね。
ありがとうございました。
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