こんにちは。
りょうです。
今回は通訳レポということで、アラブから来られた夫婦の通訳ガイドの様子を書きます。
通訳ガイドって、本当にそのゲストによって臨機応変な対応を求められます。
有名な観光スポットの予習をし、英語での説明を練習し、迷わないように地図を用意し、いろんな可能性を考えて準備をしてもそれがすべて無駄となることも多々。
でも準備したものは無駄になっても、その通訳を一生懸命やった経験はすごく価値のあるものです。
だからこそわたしは、積極的に通訳の仕事を(怖くても)引き受けています。
ではそんな感じで想定外の多かった、今回の通訳のレポをどうぞ。
事前情報
通訳ガイドのお仕事の始まりは、エージェントからのメールです。
今回ははじめてお仕事をさせていただく会社。
ちょうど空いている日の依頼だったので、引き受けることにしました。
そして事前にいただいた情報が
- 新婚旅行でアラブから来るお二人
以上です。
集合場所からランチまで
集合場所はホテルロビーに10時。
とわたしは聞いていました。
ところがゲストは時間を知らなかった様子。
場所もホテルロビーではなく、1Fのエレベーター前でお待ちでした。
どんな風に連絡してんのかな…と、ちょっと疑問に。
いざお二人に会ってみると、ものすごく話さないお二人。
- こっちが話してもあまり話さない
- 希望や要求もない
- 二人でアラブ語で話してはいるが、英語が苦手なのか英語は話さない
こうなってくると不安になります。
なにか不満があるのかな、とか調子悪い?とか考えてしまいます。
こんな場合は、準備してきた歴史的な説明とかそんなんはいったんおいといて、とにかくゲストが何をしてほしいか?を感じ取る。
今回は
- あるていどほっといてほしい、でも奈良への行き方はわからないから連れてって
これがミッションだと判断、求められない説明はせず、ひっそりついて行く黒子に徹しました。
そうと決めれば、向こうはやりたいことだけを伝えてくるので楽でした。
- ガチャ
- ポケモンカード
- お餅つき
- 奈良公園の鹿
- 着物買う
これらがゲストの要望でした。
歴史とかお寺の説明を、独りよがりで話したりしないでよかった。
午後の動き
お昼ご飯について、事前に何の連絡もなく予約もしていませんでした。
ファミレスなどいくつかは、リストアップしておいて。
ゲストはその辺で買ったものをその辺に座って食べたいということで、その間10分くらいわたしは離れて待っていました。
つまりわたしはお昼抜き。
通訳ガイドあるある。
そこからは東大寺に行きましたが、お金を払ってまで中には入らなくていいということで(ちゃんと「世界遺産に登録されている世界最大級のブッダが…」とか説明したけど)南大門止まり。
その後はとても疲れたらしく、予定していた大阪でショッピングはキャンセル。
御堂筋のライトアップも見せたかったのになぁ。
チップ
チップ事情です。
今までのお仕事でいただいたチップ、ほとんどが1万円。
多いときは3万円。
欧米の方はチップ文化が浸透しています。
やっぱりもらえたら、うれしいですよね。
通訳のお仕事のもらい方
通訳のお仕事って「どうやってもらえばいいの?」って思う方が多いのでは。
とくにガイドになりたてのころは、わたしもそう思っていました。
わたしの場合は
- 通訳ガイドとしてリストに載っているので、そこから連絡がくる
ほとんどがこのパターンです。
ということで、通訳ガイドの資格を取得して、ガイドリストに登録する、というのが一番早いかなと。
エージェントについて
今回お仕事をさせていただいたエージェント以外にも、お付き合いのある会社はいくつかあります。
そしてその対応ややり方は、ほんとうにバラバラです。
参考までにこちら。
A社
- 超きっちり
- 請求時の添付書類多い
- 事前の行程表あり
まずA社。大手の旅行会社で、きっちりしています。
請求時には、どこでいくら使ったか?領収書にナンバリングしてわかりやすく提出。
(だいたい日本の会社はそうだと思いますが)
ガイドが終わってから領収書郵送して…など、とても面倒でした。
事前の行程表はとても丁寧で、そこは安心できるさすがの大手です。
B社
- 超ざっくり
- 請求時の添付書類なし
- 事前の行程表あり
- チケット系は先に購入してくれている
こちら海外の会社です。
メールでの事前やり取りもすべて英語。
事前の行程表もあり、参拝などのチケットも先に購入してくれていました。
そしてガイド終了後。
領収書・レシートの提出一切なし。
この時はとあるお寺に参拝の予定があり、事前に参拝料を請求書に入れておいたんですね。
それがゲストの希望で参拝せず。
もちろんちゃんと参拝しなかった(参拝料がかからなかった)ことはお伝えしましたが、参拝料込みのお給料が入るという。
ざっくりしてんなぁ。
C社
- 丁寧ではある
- 事前の行程表も情報もほとんどなし
- チケット系は現地で
続いてこちらは、今回のお仕事での会社。
日本の会社で、はじめて聞いたようなところです。
丁寧ではありましたが、事前の情報がほとんどないのは困りました。
ランチをどうするのか、アレルギーは?などいろいろ気になりましたが、とりあえずこういった場合はいろんな可能性を考えてプランを立てておくのがよいですね。
ちょっと話はそれますが、会社からとくに情報がもらえない場合は、そういうもんだと思って何度も催促メールは送らない方がいいですよ。
会社の方も情報があればすぐに共有してくれるはずです。
それがないってことは、ゲストが何も言ってこないパターンです。今回のように。
あまりしつこく「どうなってんの?」と送ってしまうと、コミュニケーションコストがかかるガイやと判断されて、次から仕事こないかも。
アラブの方の通訳まとめ
アラブの方の通訳レポでした。
通訳ガイドは本当に、毎回新鮮。
毎回違うゲストだから、当然なんですけどね。
やっぱり一番大切なのは
- 主役は自分ではなくゲスト
の心構え。
準備してきた説明を披露する場じゃないんです。
ゲストに楽しんでもらう場なんです。
何回やっても成長できる通訳ガイド、みなさんもぜひ。

