こんにちは。りょうです。
通訳のお仕事にあこがれる人って多いですね。
英語を使う最高峰のお仕事というイメージを私は昔持っていました。
そこで実際通訳ってどんな種類があってどんなことをするのか、紹介します。
参考にどうぞ。
目次
通訳の種類(手法別)
通訳の種類、まずは手法別。
ヒトコトで通訳と言っても、そのやり方はいくつかあります。
どれも高い技術が必要ではあります。
同時通訳
話し手が英語を話すのと同時に日本語に訳していく(またはその逆)です。
途切れることなく話を聞かないといけないし、でも訳さないといけないし。自分が訳した声で話し手の声が聞こえなかったりするし。
事前に資料が用意されてることが多いとはいえ、かなり高い技術が必要です。
英語ができることと同時通訳ができることは全く別次元。それほどすごい能力+集中力が必要です。


逐次通訳
逐次通訳は話し手に一旦話すのをやめてもらって、その間に通訳者が通訳するというスタイルです。
話し手と通訳者が交互に発言します。そしてその繰り返しです。
同時通訳よりもやりやすいように思う人が多いんですが、逐次通訳の場合話し手が言った内容を覚えておかないといけません。
相当難しいし、私は逐次通訳の方が苦手です。
ウイスパリング
ウイスパリングは、通訳者が話し手のそばに立って、通訳した内容を相手の耳もとでささやくように伝える方法です。
whisper→ささやく、耳打ちする
からきています。
話し手が英語を話すのと同時に日本語に訳していくので、同時通訳と同じく高い技術・集中力が必要です。
ですが、同時通訳者は専用のブースに入って通訳するのに対してウイスパリングは話し手のそば。
その意味では相手の表情や呼吸が読み取れて、やりやすい部分もありますね。

通訳の種類(内容別)
通訳の種類、内容別です。
通訳って意外といろんな場面で活躍しています。
自分の得意な分野をみつければ、仕事をもらいやすいです。
会議通訳
国際会議から講演会まで、様々な会議の場で活躍する通訳です。
事前に資料が渡されることが多いです。
なのでそれを読み込んだりリサーチしたりと、会議当日だけじゃなくやることが多いです。
自分のまったく知らない分野の会議通訳をするときは、相当勉強しておかないといけません。
私が以前「水田」に関する会議に呼ばれたときは、まず「水田とは」からのリサーチから始めました。
ビジネス通訳
ビジネスのあらゆる場面で活躍するビジネス通訳。守備範囲が広いので、ある意味ほとんどの通訳がこのビジネス通訳にカテゴライズされる気もしますが。
社内ミーティングや交渉、電話での対応や商談など、いろいろ考えられます。

放送通訳
放送通訳は、海外のニュースを日本語に通訳したり、日本のニュースを英語に通訳したりするお仕事です。
海外のニュースを聞いていると、その場ですぐに日本語の訳が聞こえてきたりしますよね。アレのことです。
ニュースなのである程度事前に内容はわかっていますが、緊急に事件が起こったりしたら対応が大変そうですね。
自分の話した内容が全世界に放送されるわけだから、プレッシャーもすごいのでは。
アテンド通訳
海外から来た人の視察や出張をサポートするのがアテンド通訳です。お偉いさんが相手となることが多いです。
ゲストの目的にもよりますが、観光地を回ったり数日かけて移動することもあるので、日本の地理や旅程管理にくわしいとよいでしょう。
その意味では後述する「通訳ガイド」の要素も必要です。
エンターテイメント通訳
エンターテインメント通訳は、エンターテインメント業界での通訳のことです。芸能人やスポーツ選手など、とても華やかな世界での通訳にあこがれてる人も多いかも。
このお仕事では、来日した外国人俳優などのインタビューや記者会見での通訳など、世界中の芸能に対しての幅広い知識が必要です。また、正しいマナーや高いコミュニケーション能力も必要とされます。
相手が有名で、しかも容赦なしのスピードで話されるので通訳者のレベルも高くないといけません!
コミュニティ通訳
コミュニティ通訳は、地域のコミュニティに基づいた通訳のお仕事です。
例えば役所で生活に困っている在日外国人の手助けや、病院などで通訳を行うことにより、訪日外国人の日常生活のサポートをします。
在日外国人は近年増えてきているので、今後このコミュニティ通訳の需要は増えそうですね!
実際海外で暮らしていて一番身近で助かる存在は、このコミュニティ通訳ではないでしょうか。特に異国の地での急病や入院時には、通訳なしでは不安ですね。
通訳ガイド
通訳ガイドの資格は英語系では唯一の国家資格です。
東京オリンピックが決定して以来人気が高まっている資格です。
メインの仕事(一番よく知られている仕事)は、来日した海外からのお客様に日本を案内すること。
とはいえ通訳の能力だけではなく、ゲストに気持ちよく過ごしてもらえるようサポートするおもてなしの力も必要です。
また通訳ガイドとして都道府県に登録しておくと、ガイドの仕事だけでなく上記に紹介してきた会議通訳やプライベート通訳のお仕事依頼もいただけます。


通訳の種類まとめ
通訳の種類アレコレでした。
いろいろあるし、実際仕事では明確にわかれていないときもあります。
そしてときには「何でも屋」みたいな扱いで、会場の設置などを頼まれることも。
そんなこともひっくるめて、やっぱり通訳のお仕事は楽しいし、これからも関わっていきたいです。
やってみたい人は、とにかく一歩踏み出してみましょう。地域のボランティア通訳など、ハードルの低そうなお仕事からでもいいので。
行動することで、1年後には今では想像できないような素敵な舞台に立っているかも。
ありがとうございました。
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