こんにちは。りょうです。
英検の人気はどんどん高まってきていますね。
中学生・高校生では学校から受験は絶対!と言われているところもあるそうです。
今回は英検の中でも対策がしやすく点が取りやすいライティング(英作文)についてです。3級からライティングがありますが、基本的な考え方はすべての級で共通です。
英検のライティングに苦戦している人の参考になれば幸いです。
目次
英検ライティングは一番の得点源
まず、英検ライティングの配点と点数の内訳を見てみましょう。
1級を除くすべての級で、内容・構成・語彙・文法それぞれ4点ずつ、計16点です。
(*英検では2016年度より、CSEという国際的なスコア尺度に基づいて英語4技能を評価する方法を導入。この英検CSEスコアでは、問題数に関係なく各技能にスコアが均等に配分されています。)
そして上手いこと対策すれば満点も可能です。
実際に私の教え子は、完ぺきにライティングの型を覚えさせて、無事3級で満点を取りました。
採点者に文句を付けさせない文章を書けばいいんです。ではその対策です。
英検ライティング対策
英検ライティング対策は、まとめると
- 英検ライティングの型を覚える(自分で書こうとしない)
- 簡単な単語や文法を使う
- 自分の意見じゃなくてもOK(個性を消す)
英検ライティングの型を覚える
まずライティングの型を覚えましょう。そしてその型に沿って内容を組み立てます。基本的に型はどの級も同じ。
3級
- 自分の意見主張(I think~)
- 理由(This is because~)
- 理由その2(Also,~)
- 自分の意見再主張(That's why~)
準2級以上
- 自分の意見主張(I think~)
- 理由(First~)例(for example~)
- 理由その2(Second~)例(for example~)
- (1級のみ、理由その3が必要)
- 自分の意見再主張(That's why~)
だいたいこんな流れです。この型を覚えて当てはめて書いていくだけです。
ちなみにこの型はすべて、うしろに主語と動詞を続けることができます。
なので、いつもの文章を書き始める時と同じように、主語動詞を続けましょう。
たまに変な文章続ける子いるから。
5.の「自分の意見再主張」は「結論」である必要はありません。結論というと、自分の言葉でまとめて書かないと、となりますが、自分の意見再主張するだけで大丈夫です。1.の自分の意見をもう一回言うだけ。簡単ですね。
簡単な単語や文法を使う
ちょっと難しい単語使ってやろうとか思わないこと。英検は減点方式です。
いらんことすると減点リスクが増えるだけです。どんな簡単な英語使おうと、間違っていなければ採点者は減点できません。けど難しい単語使ってスペルミスるとアウト。
自分の意見じゃなくてもOK!
自分の意見かどうかはまったく問題じゃありません。反対意見を書いたとしても、採点に影響なしです。なので、論を組み立てやすそうな、知ってい単語が多そうな意見を採用しましょう。
個性を出そうとしなくてOK。合格する英作を書けばいいのです。
字数が足りなかった時の増やしかた
まず、字数はこまめに確認しながら書き進めましょう。最後に焦らないように。
とはいっても、「書けない!次の段落で多目に書くから、ここは少なめで・・」を繰返して最終足りないっ!てなりますよね。
もちろん私も経験あります!でも後から増やすなんてまず無理です。
なんとか修正できるレベルなら、ちょこちょこいじって語数増やしましょ。
あまりにも足りない場合は、いじるにも答案にスペースないだろうしあきらめて初めから書きましょう。
そうならないように気をつけてくださいね。
では、ちょこちょこ増やし方の例です。
・very much とか really とか、強調の言葉を付ける。I like an apple. を I like an apple very much. I really like an apple. など。
・often とか sometimes とか always といった、頻度を表す言葉を付ける。I play tennis. を I sometimes play tennis. など。
・例(for example)の例を付ける。例文にさらに例を付けるという技。でも for example を二回続けて書くのはさすがによくないので、例えば
I like to read books. For example, I read a lot of novels. Let's say, Haruki Murakami or someone like that.
「私は本を読むのが好きです。例えば、私はたくさん小説を読みます。言ってみれば、村上春樹とかね。」
(Let's say, にも「例えば」っていう意味があります。)
です。答案上にこれだけ書き足すスペースがあればですが。
・「~みたいな・~とかね」= something like that を付ける。上の例文をもう一度見てください。
I like to read books. For example, I read a lot of novels. Let's say, Haruki Murakami or someone like that.
の someone like that. ここでは村上春樹(=人物)を受けてsomeone としていますが、なんか例をあげた後に「~みたいな・~とかね」の意味で something like that を後ろに付けるのもアリです。日本語にするとカジュアルな感じですが、英作文に使っても問題無い表現です。
英検ライティング対策まとめ
英検のライティングの対策についてでした。
基本的にどの級も構成(=型)をしっかりと組み立てて落ち着いて文章つなげれば、そんなに大きく外れることはないはずです。
「長い文章を書かないと!」と思うと大変ですが、文章単位で考えれば一気にハードルは下がるはずです。
あとは最後に自分の意見がブレていないかを確認しましょう。
何回か練習してみればコツがつかめてきますよ。
ありがとうございました。