こんにちは。りょうです。
さてさてみなさんは普段どういった本を読みますか。
やる気の出る自己啓発の本や、英語学習に関する本が多いでしょうか。
今回は英語の本を読むときに、特にどんなことをどんなことに気を付けているのか、意識するポイントはどこなのか。
また、よく聞く精読と多読の違いについて記事にしました。
読み方を意識するだけで、効果が違ってきます!
目次
英語リーディングに精読
まず英語を読み始めるにあたって、慣れていない人や初心者はこの精読から始めましょう。
精読の方法
英語精読のポイントは「質」です。一つの文章をじっくり読み込み、わからない単語は辞書で調べ、文法的にどうなっているのかを検証(これは上級者向け)。
- 一文読む
- 知らない単語を調べる
- 主語と動詞を見つける
- 文意を確認する
- もう一度同じ文章を読む
この手順で進めましょう。
意外ととばしがちな「3.主語と動詞を見つける」。これはとくに読みなれないうちは丁寧にしてください。「誰が」「なにをした」は文の基本で、そこがずれると全体の意味が変わってしまうので。
最後に日本語にしてみて意味が通らなければ、なぜなのか考える。ちゃんと理解しているのかどうかを意識して読み進めましょう。
勉強、というより研究っぽいですね。
精読におすすめ素材
私はいろんな素材を使っています。が、精読は正式な英文を使ったほうがいいので、新聞や雑誌がおすすめです。
初心者でも読みやすい「日本を紹介する英語の本」なんかもいいですね。図書館でも見つかるので探してみましょう。
参考までに私が精読によく使う素材です。
・英字新聞The Japan News
新聞は近所のコンビニで手に入る The Japan News を読んでいます。1部150円です。毎日購入は厳しいので、週に1回購入しています。
1部だけでもじっくり精読すれば、1週間かかります。
以前フリマサイトで安く大量に購入したことがありましたが、やっぱり新しい情報の方が取り組みやすいですし、時事情報もリアルタイムがいいですよね。


またThe Japan Newsでは週に一回翻訳コンテストが開催されているので、興味のある人は参加してみましょう。参加無料で入賞すればなにかもらえます。
・英字雑誌TIME
雑誌はTIME誌を読んでいます。が、内容がまあまあ難しいので、ちんぷんかんぷんだと感じる人はやめておきましょう。私も全部わかるわけではありませんので。精読の素材として一文一文しかっり読んでいるので、少し難しいくらいがちょうどいいです。
・National Geographic
昔読んでいた英語雑誌に National Geographic があります。興味深い記事が多かったので、楽しんで続けられました。絶滅危惧種の話や双子が生まれまくる場所の謎とか。
逆に興味ない分野の本に一度挑戦しましたが、あっという間に挫折しました(世界貿易に関する本)。


精読の効果
精読の効果はいろいろあります。
- 英文が正確に読めるようになる
- 語彙が増える
- 英文を読むスピードがはやくなる
初めはなかなか英語の文の構造がわからずすごく時間がかかるのですが、慣れてくるとパターンが読めてくるようになります。
知っている単語も増えることで読むスピードも上がり、多読(後述)に近くなります。
ここが目指すところです!
簡単な文章は多読で大量にインプット。難しい文章は精読で理解して、多読に昇華するイメージです。そしてさらに難しい文章を精読し、レベルアップしていく。
精読は単語や文法事項にも詳しくなるので、TOEICの文法問題にも効果的です。

英語リーディングに多読
さて精読に慣れてきたら多読も取り入れましょう。
多読の方法
英語多読のポイントは「量」です。英文をさーーっと最後まで、出来るだけ早く大量に読むことです。
読み返したり辞書を引いたりせずに、内容を意識して読みます。細部の細かい文法や難しい単語は飛ばしましょう。
細かく英文を分解した精読と違って、多読では全体の話の流れをつかみます。
多読におすすめ素材
楽しんで読む!とはいえ内容がまったくわからないようだと楽しめませんね。なので多読の素材を選ぶ時のポイントは、自分が理解できる英文よりもだいぶ簡単なものを選びましょう。
多読用に教材もでているので利用するのもおすすめです。
ラダーシリーズ
ラダーシリーズ特設サイトラダーシリーズは、使用する単語を限定して、やさしい英語で書き改められた、多読・速読に最適な英文リーダーです。巻末にワードリストが付属しているため、辞書なしでどこでも読書が楽しめます。ラダーシリーズは英語学習者用に作られた多読用教材です。
- レベル1: TOEIC300点以上
- レベル2: TOEIC350点以上
- レベル3: TOEIC400点以上
- レベル4: TOEIC470点未満
- レベル5: TOEIC470点以上
以上の5段階、幅広いジャンルから選べます。
そして、自分が興味のある分野の本を選ぶことが大事です。日本語の本を選ぶ時と同じように、好きな本が1番。「量」が命の多読なので、とにかく自分が読みたい!と思える分野が理想ですね。
私は最近小説を読んでいます。

多読の効果
では多読の効果です。
- 英語を英語のままで理解できるようになる
- 脳で処理できる情報が増える
- 英語に対する勘が養われる
なにより大量に英文を読むことを意識するので、読むスピードが格段に上がります。英語は英語のままで、脳で処理できる情報が増えていきます。これは大きな効果です。
英語に接する機会が多ければ多いほど、慣れれば慣れるほど英語力は向上すると考えているので、多読はその機会を増やすのに最適です。一番のポイントはリスニングと同じで、簡単な英語を大量に、です。
さらに大量に英語に触れることで、英語に対する勘みたいなものも養われます。これはTOEICなどの資格試験で「なんとなく答えこれっぽい」って選んだ解答の正解率が上がるということです。
これを実感するにはだいぶトレーニングが必要ですが、続けさえすれば必ずその日が来ます。
英語の多読と精読まとめ
多読と精読、それぞれ意識するポイントはいかがでしたでしょうか。
どちらにしても、興味のある内容の素材を選んで習慣にしましょう。
習慣にできてしまえば勝手に上達します。必要なのは努力でもやる気でも才能でもなく習慣です。今日から早速始めましょう。
ありがとうございました。
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