こんにちは。りょうです。
- 英語のリスニング力を向上させて、テレビや洋画を字幕なしで楽しみたい
- ネイティブとの会話も話の腰を折ることなく続けたい
そんな目標を立てて英語を勉強している人も多いですよね。
わたしもかつては、ネイティブと話していても自分のリスニング力が弱いせいで会話が成り立たない。
今までそんな悔しい思いばっかりしてきました。
そこで確実にリスニング力を強化するための方法で、今でも毎日行っているリスニングの勉強法をご紹介です。
この勉強法を毎日続けて、英検1級レベルのリスニングも付いていけるようになりました。
- リスニング力を確実に向上させたい人
- 発音記号などのややこしい・専門的な長い話はいいから勉強法をサクッと知りたい人
に読んでもらえたら嬉しいです。
目次
英語のリスニングができない原因
スクリプトを見るとすべて知ってる英単語でできている英文でも、リスニングすると聞き取れない。
英語学習あるあるですが、そんなときはまず「なぜ聞き取れていないか」を確認しないといけません。
- そもそも英単語を知らない
- 英語の音がつながっちゃってて聞き取れない
- 早すぎて聞き取れない
- すぐ聞き取れると思っている
原因としてはこのあたりが考えられます。
英単語を知らない
英単語を知らない場合は覚えましょう。
ネイティブが日常会話で使う単語数は3000語から4000語。
このへんを最低ラインに英単語暗記は必須です。
では英単語の覚え方の手順です。
- すべての単語にアクセント記号を入れる
- すでに知っている単語は除外
- 単語を見て発音して、さらに日本語見て単語にイメージをつける(トータル1単語3秒)
という手順です。これをすきま時間に何度も何度もくり返しましょう。
英語の音がつながっちゃってて聞き取れない
音がつながって本来の発音とは違って聞こえる場合があります。
たとえば a lot of ~ の t と o が連結して /tə/ のような音に変化したり。
この現象は英語ですごくよく起きます。
解決策はずばり
- たくさん英語を聞いて音のつながりを知る・慣れること
これに尽きます。
さらには英語の音はつながるだけじゃなく、欠落したりといろんなパターンでリスニング者を悩ませてきますよね。
法則やパターンをすべて覚えて当てはめるよりは、とにかくたくさん英語を聞くことおすすめです。
早すぎて聞き取れない
聞こえてくる英語が早すぎて聞き取れないなら、あなたの脳内で処理できるスピードと合っていません。
学習者用に作成された英語音声を使って、自分のついていけるレベルから始めましょう。
はじめはゆっくりでもいいので、焦らずコツコツが大切です。
すぐ聞き取れると思っている
最後に意外と多いのが、リスニングの勉強をはじめてすぐに聞き取れるようになると思っているということ。
これから紹介するリスニングの勉強法は、とても地味です。
しかも上達しているのかどうかがすぐにはわからないし、点数がでるわけでもないのでやる気がうせてしまうかもしれません。
そこをわかったうえで、リスニングの勉強をしっかりと習慣に組み込んで、継続できるかどうかが大きなポイント。
簡単にすぐに、高い英語力やリスニング力は身につきません。
英語のリスニング力を上げる勉強法:ディクテーション
ここからは英語のリスニング力を上げるための勉強法を紹介します。
基本的には「たくさん英語を聞いて慣れる」ことは必須なので、毎日トレーニングしましょう。
ではまずディクテーションの紹介です。
英語リスニングの勉強法としてはかなり有名なので、知ってる方も多いであろうディクテーション。
英文を聞いてそのまま書き取るという、わりと地味なやつです。
英語を書きとりながら、聞き取れていない部分を確認します。
ディクテーションのやり方
ではディクテーションのやり方を紹介しますね。
- 英文を1文ずつ聞いて、書き取る。書き取れなかった部分はくり返し聞く。だいたい5回聞いても無理ならあきらめる。
- 最後まで書き取ったら最初から通して聞いて、漏れやミスがないかチェック。
- スクリプト(英文)をチェックして、間違えた部分を赤ペンで修正。なぜ間違えたのか解析。→単語を知らなかった?早口で聞き取れなかった?など。
- 日本語チェック。
- 修正部分をの音を意識しながら音読。
- スクリプトを見ずに、音声だけを頼りにシャドーイング (聞こえた音声に続けて自分も発声するやつ・後述します)。
こんな感じです。
一言一句聞き逃さないように、集中して聞いてください。
このトレーニングは何年続けても、完全に聞き取れるようにはなかなかなりません。
負荷がかなり高いので、英語上級者になりたければ欠かせないトレーニングです。
最後のシャドーイングについては後述しますが、ぜひ取り入れてください。
シャドーイングをする回数は、多ければ多いほどよし。
【シャドーイング回数】
— りょう|主婦から通訳へ (@dokugakueigo) July 14, 2024
0~10回 英語が口に慣れてくる
10~20回 流暢さが増す
20回~30回 「わたし英語に溶け込んでる…🫢」って瞬間がたまにある
回数増やすほど新たな発見とか進歩があります
「何回すべき」とか正解はないけど多いほどいいのは確かみたい
ディクテーションの効果
わたし自身ディクテーションは毎日やっていますが、効果は絶大です。
とくに
- リスニング力
- ライティング力
このあたりをくわしく説明します。
リスニング力
ディクテーションは、英語を書き取らなければなりません。
ふだんリスニングのトレーニングをやっている人は経験があると思いますが、リスニング中にふと英語についていけなくなる瞬間ありませんか。
そしてなんとなくわかった気になって次に進んでしまう。
それがディクテーションなら、細かい部分までとても集中して聞かないと書き取れません。
このためリスニング力がとにかく向上します。
自分がどんな音に弱いのか?いつも聞き間違える単語はなにか?がはっきりするので、弱点を効果的につぶすこともできますね。
ライティング力
さらにディクテーションには普段やらない「英語を書く」という作業が含まれます。
英作文の対策でもしない限り、あまり英語を書くことってないのではないでしょうか。
書くことで得られることはとても大きいです。
スペルももちろんそうですが、正しい英語構成や文法も知らず知らずのうちに身に付く。
一石五鳥くらいのお得感!
ほんとうにディクテーションって、タイパがよくて欠かせないトレーニングだと思っています。
ちなみにわたしはディクテーションを3か月ていど止めてみた時期がありましたが、リスニング力がダダ下がりしました。
どんな教材を使ったらいいの?
ディクテーションは効果抜群ですが地味なトレーニングだけに、自分が興味のある、楽しく続けられる英語教材を選ぶのがポイント。
目安としては、予備知識なしで7~8割聞き取れるくらいです。
現在わたしはhuluで海外ドラマやアニメを使ってディクテーションをやっていますが、英語はナチュラルスピードだし省略やスラングなんかもガンガンでてきます。
huluで見れる海外ドラマにはとてもためになる表現が満載だし、たぶん一生かかっても見切れないんじゃない?ってくらいコンテンツ充実なので、登録オススメです!
とはいえ初心者の方には海外ドラマいきなりはきっつい!
なので始めのころはいろいろ英語教材使っていました。
やっぱり録音されてる音声はゆっくり丁寧に話してくれるので、リスニングもしやすいし初心者向きです。
そして初めの頃に使っていた教材でおすすめなのがこちら。
速読速聴英単語シリーズ!
内容が多岐にわたっていて、とても興味深いです。
当時の私のレベルに合っていて、ディクテーションも頑張ればなんとかできたので、飽きることなく続けることができました。
続けることさえできれば、あとは勝手に英語リスニング力は向上します。
途中でCore→Advancedとレベルアップしましたが、トータルでかなり長いことお世話になった本です。
ディクテーションはやり方自体は全然難しくありません。
だから誰でもできるんです。
難しいのはこのリスニングのトレーニングを習慣レベルに落とし込むこと。
毎日付き合う英語なので、自分に合う教材選びは大切です!
英語のリスニング力を上げる勉強法:シャドーイング
さてもう一つの英語リスニング勉強法、シャドーイングです。
これは聞こえた音声をそっくりそのまま真似して発音する方法です。
スクリプト(台本)は見ずに、音だけでマネするのがポイント。
シャドウ=影、ですよね。
まさに影のように続けてついていくイメージです。
英語を聞きながら、聞き取れていない部分を確認します。
シャドーイングのやり方
- 対象の英文の訳・ニュアンス・単語など、できるだけ多くの情報を頭に入れておく。
- スクリプトを見ずに英文を流し、聞こえたままに続けて発音する。イントネーションや感情など、そっくり真似をするつもりで。
- ②を30回ほど繰り返す。
です。
ポイントは
・状況をイメージして、英語ネイティブになりきる
ことです。
家族に見られたらかなり恥ずかしかもしれませんが、大丈夫。すぐ慣れます。
なりきることで、実際同じような状況になった時にその英語のセリフがふっと頭に浮かびますよ。
そしてこのシャドーイングですが、先ほど紹介したディクテーションと合わせて行うことでかなり効果の高い一連のトレーニングとなります。
1つの英文を勉強し尽くすつもりで、ぜひ挑戦してみてくださいね。
シャドーイングの効果
ディクテーションのトレーニングの最後にもこのシャドーイングを載せました。
シャドーイングをすることで、英語をナチュラルスピードで理解できるようになるし、英語独特のイントネーションや発音などリズムがつかめます。
またリスニングに関しては、ある日突然英語が聞き取れるように!?みたいな奇跡というよりも、少しずつベールがむけていくように英語がわかっていくという感じです。
そしてとにかく口を動かすことで、英語を話すことに一種の「慣れ」を感じることができます。
普段から英語を口に出すことに慣れておかないと、いざネイティブと会話って時に絶対話せません。
ほんといいことづくしなのでぜひやってみてください。
どんな教材を使ったらいいの?
ディクテーションとコラボでシャドーイングをする場合は、ディクテーションのところで紹介した教材でももちろんOK。
シャドーイングだけのトレーニングをする場合には、TEDもおすすめです。
おすすめポイントは
- スクリプトが簡単にチェックできる
- 倍速再生も可能
- 興味があるコンテンツがたくさん
- みじかい動画も選べる
- 無料
とにかく英語学習者にやさしい、とても使えるサイトです。
初心者の人にはもしかしたら少し難しいかもしれません。
またいろんな国や地域のアクセントもあるので、標準的な英語しか聞きたくない、という人には向かないかもですね。
興味のある人は、おすすめのTEDの動画を紹介するので聞いてみてください。
英語のリスニング力を上げる勉強法まとめ
英語のリスニング力を上げるトレーニングは、高いお金払って英語教室に通わなくても自宅で一人でできるんです。
すごく魅力的じゃないですか?
低コストだしとにかく一度、3か月はトレーニングをしてみてください。
自分の変化にだんだんワクワクしてきます!
では今回の記事をまとめます。
- リスニングができない原因を突き止める
- リスニング向上の勉強法①→ディクテーション
- リスニング向上の勉強法①→シャドーイング
- ふたつをまとめてトレーニングすると効果倍増
こんな感じです。
ディクテーションとシャドーイングは毎日続けましょう。
すぐに目覚ましい効果は感じられなくても、いつかかならず「やっててよかった」と思えます。
ぜひぜひこの記事を参考に、今日から始めてみてくださいね。
ありがとうございました。
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